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詩 笑顔の男
犬と猫などの動物のいる町 うどん屋もある
たくさんの希望を持って来た 人格的にすぐれた人々のいない場所ではあるが
むしろかなりありえない角度で
こなす仕事 配達のような動き
とにかく急いで動いて
精神を集中させている
私みたいな 足と手足
動く虫みたい
真っ赤なジャンバーを着た男が
身体能力の高そうな動きをして バスに乗り込んでいる
その後の人生の消息は断片的で、資料が足りないから
想像で補うことにする
ぱっとした見た目の世渡りのうまそうなやり方で
何を目的にしているのかよくわからない 快楽主義的であるかもれない
新しい可能性のように見えた でもあまり接近することができなかった
今は都会のマンションに住んでいて、何か生活を続けている男になっているのだろうか
それとも別の夢を抱えたまま、また同じような恰好で過ごしているのだろうか
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