誰の役にも立たない「最高の休日」の記録 2023年・春の空を写真で振り返る
春は変化が激しいシーズンです。気温の変化が激しく体調を崩しがちで、体調管理には気を使います。実は気温だけでなく風も強くなったり弱くなったり変化が激しく、パラグライダーにとっても難しいシーズンです。強い上昇気流が発生することもあるため高度を高く上げて楽しく飛べる可能性がある一方、突風が吹いたり強い下降気流が発生する恐れもあり、技術力・注意力が求められます。
最近の私は仕事環境がちょっと落ち着いてきて、趣味にも注力できるようになってきました。そこで今春は、強い上昇気流を利用しながらできるだけ遠くまで飛ぶ競技=クロスカントリーフライト(略してクロカン)にもチャレンジしてみました。2021年にパイロット証(ライセンス)を取得して以来の課題でしたが、昨年は余裕がなくて今年ようやく挑戦できた…という感じです。このnoteはそんな2023年春の記録。
離陸場からの眺め
パラグライダーは風まかせ。実は、春は「風が強すぎて飛べないかも」という日が多いのです。ところがあきらめずにフライトエリアに行ってみると「予報が外れて、風が弱くて飛べた!」ということも少なからずあります。何事も、現場を見ないとわからないものです。
上の動画の撮影日はまさにそんな日で、西風強風という天気予報でしたが、エリアに行ってみると意外とよく飛べました。風が正面からではなく横からなので少し離陸しづらいのですが、風が弱いタイミングを狙って落ち着いて立ち上げられて、自分的には満足の行く離陸動作が出来ました。
上空からの眺め
パラグライダーのフライト時間は10分のときもあれば、3時間以上のときもあります。文字通り風まかせ。飛べればハッピー。運良く上昇気流を捉えられればラッキー。
クロカンフライトでは「できるだけ遠くまで飛ぶ」という明確な目標があるぶん、自身のフライトについて反省する材料が多くなります。車の運転には運転手の性格が出るといいますが、パラグライダーのフライトも同じ。もしかしたらそれ以上。フライトの振り返りは、自分の強み弱みを把握して対策を立てるという行為、、、やることはまるっきり自己分析です。
私が今年のクロカンフライトを通して学んだ教訓・心がけはこんな感じ。
焦らない。
周りをよく見る。
自分の決断を信じる。
自分の決断を大切にしつつ、周りをよく見る。
とにかく焦らない。
着陸が一番難しい
パラグライダーで一番難しいのはランディング(当社調べ)。
写真には残せない思い出
ある日、パラ歴の近い友人に「ベテランさんだけじゃなくて、かにさんもクロスカントリーにチャレンジしてるの見ると、私にもできるかな?と思って興味が湧くよ」と言葉をかけてもらいました。
自分なりにチャレンジして楽しい時間を過ごして、家に帰ってから「今日は楽しかったな」と思える、そういうのを最高の休日と私は呼びたい。それだけで十分に幸せだし、誰の役にも立たなくていい。でも気まぐれでアップしたものが誰かの楽しいひとときのヒントになったのなら、それはとても嬉しいことだなぁと思いました😊
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