<パラグライダー旅>小さな温泉町、赤湯温泉のある南陽市で飛んできました(その2) リッジソアリング日和は「ハッツキ祭り」 高ツムジ山編
山形県南陽市のパラグライダースポット「南陽スカイパーク」は、ソアリングシステム パラグライダースクールの管理エリア。十分一山(じゅうぶいちやま)と高ツムジ山(たかつむじやま)、二つのテイクオフがある。どちらも車ですぐ横につけられて楽々。テイクオフもランディングも広く管理も行き届いてて、初心者パイロットにも安心。
十分一山編は「その1」を参照してね。
赤湯温泉からパラグライダーエリアまでは、目と鼻の先
関東から南陽市までは、東北自動車道で一本。今回の旅で宿泊した赤湯温泉街からスクール(クラブハウス)までは車で10分ほど、温泉で朝風呂してからパラグライダー!も可能な距離。クラブハウス、テイクオフ(南陽スカイパーク)、ランディングはすべて別々の場所にあるので、まずは受付で挨拶しつつ位置関係を確認するとよいだろう。
展望台よりさらに高くに上がると、高ツムジ山
十分一山よりも200メートルほど上ったところにある「高ツムジ山」のテイクオフは、十分一山の風が強めのとき等に使う。隣にある十分一山と違って、高ツムジ山からはランディングが目視できない。山から上がるリッジ風で高度を保ちつつ十分一山を越えると、その向こうに見えてくる。パイロットなら問題ない、はず(ひよっこパイロットの私は緊張した…)。
ハッツキ山の前で飛び続ける「ハッツキ祭り」
私がフライトした日は、午後遅めの時間帯から西風が強く入り始め、絶好のリッジソアリング環境になった。「ハッツキ山」の上に発生する安定したリッジ風で延々と飛び続けられるコンディション、通称「ハッツキ祭り」がはじまり、2時間ほど飛ぶ人もいた。諸事情あり、私はベテラン勢が長時間フライトする様子を地上から見上げて楽しんだ(私も、次回こそ!)。
田んぼ? ランディング?
この写真のどこかにランディングがあります。どこでしょう?…という冗談はさておき、<その1>にも書いたとおり、南陽エリアのランディングは田んぼの真っ只中にあり、真っ平らで降ろしやすい。ハッツキ山からは少し距離があるので、強風時は余裕を持って戻ってきたほうがよい。
待ち時間は、うまい蕎麦を食べよう
山形は、蕎麦がうまい。現地の人に教えてもらった「みづき庵」の冷たい肉そばは絶品だった。暖かい肉そばも、間違いなく美味だろう。昼のみ営業なので、待ち時間があるときに(私も、また行きたい)。
よいエリアです、南陽。
今回お邪魔したのは、ソアリングシステム パラグライダースクール。
2021/10/23 タイトル改訂
サポートでいただいたご厚意は、「パラグライダーと私」インタビューで生じる諸経費や執筆環境の整備に使わせていただきます。