物事を深く考えるために大喜利をしよう
ども、かにかまトマトです。カナダでアプリとかを作っています。
仕事のことでも人生のことでも、物事を深く考えるためのトレーニングとして、大喜利が実はいいのではないかと思った話をしてみます。
ネットで有名なフレーズ
その昔、ネットの掲示板から生まれ、その後X(まだTwitterだった頃)でよく目にした有名なフレーズがあります。
ネットに詳しい人なら知っているかもしれません。
この表現めっちゃで好きなんですよね。
つまり、「非暴力」で有名なあのガンジーでもブチ切れて殴ってしまうほどの腹の立つ出来事ってことです。
すごくないですか?
ガンジーでも手が出てしまうほどのこと。
しかも助走までつけて。
まぁただの大喜利なんですが、めちゃくちゃ想像しやすい。
すごいブチ切れたんだなぁってのがすぐに想像できます。
具体・抽象・そしてまた具体
こういう例えが素晴らしいのは「具体化」と「抽象化」がちゃんとできてるってことなんですよね。
例えば、なにか腹の立つ出来事があってとてもムカついているとします。
でも、ただ「すごい腹がたった」って言うだけなら、どのくらい腹がたったのか伝わりにくかったりします。
でも「ガンジーが助走をつけて殴るレベル」ってなるとかなりキレてるんだなぁってのがすぐ伝わると思います。
これは「具体」-> 「抽象」-> 「具体」を上手くできるからできる技です。
「とても腹の立つ出来事」=> 具体
つまり「どんな温厚な人でも怒ってしまう状況」=> 抽象
ガンジーという誰でも想像できる例 => 具体
例え話が上手な人はこの「具体・抽象・具体」のサイクルがものすごく上手いです。
これの何がいいかというと、話の芯を素早く捉えることができるようになります。
つまり今起こっていることの
「大切な部分はどこなのか」、
「共通点や異なる点はどこなのか」、
それが抽象化することで見えてきます。
そしてそれを分かりやすい形で再定義できるってことです。
エンジニアなら抽象化がいかに大事なことなのかは、理解していただけると思うのですが、なかなか普通の生活では分かりにくい考え方かもしれません。
でも誰でもなにか問題があれば、全体を見渡したり、「そもそもそれって何が問題だっけ?」みたいなことは考えると思うので、これもある種の問題を抽象化をしているとも言えます。
話が長い人や、説明が上手くない人はこういう具体・抽象の行き来が上手くないのかもしれません。
話がよく噛み合わなかったり、すぐズレてしまう人も同じかもしれません。
これはトレーニングでけっこうなんとかなる技術だと思うので、心当たりがある人は鍛えてみるのがいいかもしれません。
以前読んだ本に「なぜあの人と話が通じないか」というのが書かれていて納得した記憶があります。同じ話をしているようで、一方は抽象の話をしてて一方は具体の話をしていて永久に交わらないみたいな。
というわけで
ChatGPTに
「ガンジーでも助走をつけて殴るレベル」みたいな大喜利の答えを教えて下さい。
って聞いてみたところ以下の答えが返ってきました。
うーん・・・悪くはないがそこまで良くもない。でもちゃんと内容を理解して作れているのがすごいなぁと関心。
でも「看護師でも点滴を外すレベル」はなかなか面白いな。
もしなにか他に思いついたものがあれば教えて下さい。
ではでは。
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