見出し画像

転職してみてよかったことを語ってみる

僕は何度も転職を経験した。
たくさんのバイトもやったし、正社員としても2度ほど転職した。

今回はプログラマーになってから転職したのでその時に感じた転職の利点を考えてみた。

給料が上がる可能性がある

これは言わずもがなです。
海外では転職をするのが当たり前の国が多い。
私の住んでる北米でも当たり前で、3年もいたら長いなっていう感覚。(一部の会社は別。Amazon、Microsoftとかは10年選手がいるとも聞いた)

どんどん職を変えて給料を上げていく人たちをジョブホッパーともいうが、IT系のエンジニアは特にこの傾向が顕著である。

現在のマーケットで言えばまだまだエンジニアは求められている。
というか優秀で使えるエンジニアの需要はまだ強い。
なのである程度の数字までは給料が上がりやすい。

社内での昇進昇給なんかよりはるかに昇給幅が大きいことが多い。
20%、30%なんて当たり前にある。
僕の場合も転職して給料が飛び上がった。(前職が安月給っていうからくりはあるが)

もちろん逆に下がるというのも起こりうるので注意したい。
出来れば現職を辞める前に内定まで決まるようにしたいところである。そうすれば最悪転職をやめて現職にも残れる。

勢いで辞めるのはオススメしない。

現在の自分の市場価値が大体わかったことと、マーケットの求められてることの調査

給料が上がることと近いが、自分の市場価値を知れる。

特に北米では前職の給料を聞かれてそれをベースに給与テーブルが決まることが少ない。

いま持ち合わせてるスキルで現在のマーケットと比較して給与を決めるので、自分の大体の価値がわかる。

もちろん会社の規模によって提示される額にブレはある。
Amazonとスタートアップでは全然違うのは当たり前である。
ただなんとなく自分の現在の位置みたいなものがわかると次のアクションを起こしやすい。

それから現在のマーケットにおいてどんな需要が強いか調査できたりする。

フロントエンドではこのフレームワークの求人が多いなとか、減ってきたなとか、ある特定のジャンルが給料高いなとか。
実際に転職活動するといろんなニーズを確認できるのである。

もしかしたら今自分がやっていることが市場に求められていないことかもしれないし、社内でしか使わない技術かもしれない。
その時は意識しながらキャリアを考えないと、次の転職が難しくなる。

時代の流れを肌感でなんとなくわかっていても実際に転職活動するともっとそれがリアルに感じられる。
現在市場はどういう人を欲しているか。
転職活動はそれを横目で見ながら次のキャリアでどこが自分に足りないかとか、価値があるかを再認識するいい機会なのである。

違うプロジェクトに参加でき新しい技術を習得できた

当たり前だが会社が違えば技術スタックが変わる。
メインの自分の領域は同じでも周りで使ってるものが違うことはありうる。

私の場合はアプリを作るという技術は同じだが、それを支えるバックエンドが違った。
これで新しいバックエンドの知見が得られる。

新しい技術を学ぶのには必要に迫られて勉強するってのが楽である。

違う会社の規模を経験できた

最初の会社は超のつくスタートアップだった。
オフィスにCEOと僕しかいない状態から始まって最後は15人くらいになっていた。

この時は良くも悪くも熱量は高くて刺激があった。
がむしゃらにプロダクトを作る段階でその先に何があるのか分からず走っていた。

エンジニアとしても未熟でレガシーでどうしようもないコードを大量に生み出した記憶がある。

ただこの時の経験のおかげで、自分で調べて何とかするっていう自走力みたいなものが手に入ったと思ってる。

一方で現在の会社は規模がそれなりに大きい。
規模が大きくなるといろんなチームが並走しているのでチームをまたいでの協業が必要になってくる時がある。
それぞれのチームのドメインを知る必要があったり、より外交的にコミュニケーションが求められることがある。これは結構面倒だったりする。
チーム間の政治もあるかもしれない。

スピードもスタートアップよりはゆっくり慎重になっていく。一つの機能を作るのにいろんなミーティングが発生する。

その代わりリソースが沢山あるのでちゃんと開発できたり余裕が出てくる。
いろんなレベルの人がいるので勉強にもなる。
小さな会社ではできない規模の開発に関われる可能性があるのも大きい会社ならではである。

どちらも良い点悪い点がある。
自分のステージによって行ったり来たりが飽きなくて良いのではないかと今は考えてる。

転職することの恐怖心、次もいけるかもという安心感

一度転職を経験したら自信になる。
転職のプロセスを経験できるので面接など最初よりは緊張しなくなる。
会社が良くなかったり合わなかったらまた転職すればいいかなと楽に考えることができた。

新しい同僚に出会える

いろんなチームで働くことによって一緒に働いたことがある人が増える。
利点は二つあって、一つは一緒に働く人達の視点や経験を吸収することができる。世の中には自分より優れた人が五万といる。
成長できるかはどういう人と関わるかで大きく変わってくるので良い人と一緒に働きたいものである。

もう一つは次の仕事の紹介してくれるかもしれないということ。
すごく打算的に聞こえてくるかもしれないが、北米は人のツテで会社に入ることがとても多いし一般的だ。

知り合い程度の人より一緒に働いたことある人のリファラルは強力なものになる。
昔の同僚とか知り合いは大事にしたい。

自分の優先順位を変えることができる

自分が今の人生で何を優先しているのかはその時々で変わる。
ある時はお金が最優先だったり、経験だったり、プロジェクトのやりがいだったり、時間だったり。

転職することによって優先順位にあった働き方に変更できる。自分のライフスタイルによって働き方を変えていける時代に入っていると思う。

というわけで

一つの会社で職人みたいに剣を磨き続けるのも一つの生き方だと思うが、今の時代はいろいろ経験した方が楽しいし時代に柔軟に対応できると思います。

僕もあと何社経験できるでしょうか。

ではでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?