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動機なんてだいたい後付けなのよ

ども、かにかまトマトです。カナダでアプリとかを作ってます。

はじめまして、自己啓発が好きな意識低い系男子です。

動機なんてだいたい後付け。
自分の使命を先に探そうとしない方がいいって話です。

SNSや自己啓発で叫ばれる「使命」

「やりたいことをやりなさい」「夢中になれることを」ってのはここ十年くらいずっと言われ続けているワードです。自分の情熱を持って熱中できることを見つけるんだってやつですね。

確かにこれができれば最強だと思うんですが、それがない人からしたら結構しんどいんですよね。

特に日本の満ち足りた生活に置いて、若い時から熱中できるものって見つけるのはほんとに難しいかなと思います。
実際に僕もそうでした。
本当に自分が熱中できるものとは。自分が何をすればいいのか、何をするべきなのか常にさまよっていたような気がします。


テレビやX(Twitter)みたいなSNSでは成功したっぽい人が自分の使命を熱く語っています。
「自分はこれをやるために生まれてきた」「世界を変える」「自分にしか出来ないことをやるべきだ」etc…..

でもこれってほとんどがポジショントークだと思うんですよ。
それが必要だからやっているんだなと気づきました。

1つは仕事だから。
社長やリーダーが夢や使命を語るのか?
なぜならそれが仕事だからです。

というか逆にいうとリーダーの仕事ってそれ以外なくない?ってくらい重要なことです。いかに自分たちのやっていることが大事で使命があるか、そしてその方向性をいかに明確に示せるか。
そうやってみんなに協力してもらってどんどん進んでいくわけです。

もう1つは自分の脳みそを騙すため。
自分で熱く語ることによってそれを強く思い込むためかなと。最初からそれを考えたかのように脳みそをハックする。そうでもしないと迷いが生じた時にぶれてしまうから。リーダーには必要な作業だと思います。

ちなみにリーダーでなくても、これができる人はすごいことなので素晴らしいと思っています。

でもそれって最初からその夢を持っていたのか?って思うわけです。
みんながみんな、最初からそういう使命をもって何かを始めたとはとても思えないわけです。

ユニクロの柳井さんだって、大学は4年間ブラブラと麻雀やパチンコをしてして過ごし、親の金で世界一周旅行し、就職活動ではことごとく落ち、父親に勧められてジャスコに入社するも働くのが嫌になり9ヶ月で辞め、実家を継いで、どこにでもいそうな典型的な2代目社長って感じだったそうです。(wikipediaより)

それが今はユニクロという日本を代表する世界で戦える数少ないトップ企業です。
もちろん柳井さんがスーパーマンだってことは百も承知なのだが、それでも最初に動機や使命があって、日本一のアパレル、世界で戦えるグローバル企業になるってことを目指していたわけではない。
目的や夢や使命なんて途中でコロコロ変わるし、それが当たり前。

そんなもんは後付けだ。
でもそれでいいんだと思うんですよ。最初の動機なんて。

最初から使命や動機を探しすぎる問題点

「本当にやりたいことはなにか?」とか自分の使命や動機を探しすぎると、なにごともハードルが上がります。

「そこまで情熱があるわけじゃないし」って考えたり、「これがほんとにやりたいことか?」って迷ってしまったりします。

例えばITエンジニアを目指すとしましょう。
エンジニアになるためには技術で世界を変えたり、海外で活躍する技術者にならないといけないかって言うとそんなこともなくて。

普通になんとなくエンジニアになった人達が世界を支えてるわけです。パソコンが好きで、自分のコードがちゃんと動いたら嬉しくて。

世の中の歌手・俳優・芸人が最高のエンタメを提供して人々に感動を提供したいって思ってやり始めたかっていったらそんな人まれじゃないかな?
自分がモテたい、目立ちたいが先にあってやっていくうちにそういう使命に駆られてきたのではないかなと。

なので最初はそんな「楽しい」「かっこいいから」「なんか好き」「お金がほしい」「モテたい」そんな小さな自分の喜びで始めればいいんじゃないかなと思います。


目の前のことを夢中にこなしていくうちに、「自分がやらないといけないこと」や「できること」や「やらないこと」なんかの方向性が決まってくる。

やっていくうちに、もっと技術を身に着けたい、稼ぎたい、自分のコードで世界を変えたいってのは出てくるかもしれません。

ということで

あーまた語りが長くなってしまった。書ききって少し反省してます。

まぁなにが言いたいかって言うと、

「ごちゃごちゃ言ってないでやってみたらええやん」

に集約されてしまうんですが、あまりにも自分の「やってることの意味」であったり「使命」や「動機」を先に考えすぎるとしんどいんじゃないかなと思った次第です。

それよりも小さな自分の興味や好きを大事にすることと、どんなことであれ目の前の全力で頑張ってみるって方が大事だとおもいます。

なにかやっていくうちに、「自分はこっちの方が楽しいかも」とか「もっとこうすればいいのに」って役割や目的が見えてくるのかもしれません。

エンジニアの勉強を始めたら、コードで表現するよりも、人やプロジェクトを前に進める方が楽しくなるかもしれません。

会社員ではダメだったが起業してみたらすごい才能発揮するかもしれません。

カッコいい理由や意味は後でいくらでもこじつけられるので、人のそういうのに騙されないようにしたいと思います。そして自分もあまり気にしないほうがいいのかなと思います。

ではでは。


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