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Stack Overflowのアンケート結果を見てみた

本日はテックのお話。

ソフトウェアエンジニアの人なら誰もが使っているであろう
「Stack Overflow」という質問サービス。

エンジニアにとっては、どんなWebサイトよりも見ているかもしれません。

そのStackOverflowが2024年のアンケート調査を発表しましたのでちょこっと見てみます。

元記事はこちら。

まずアンケート対象は6万5000人を超える人にとったアンケート。

その中でも76%の人がプロフェッショナルなデベロッパーの人で、残りは学習中の人や昔にデベロッパーだった人などが回答しているようです。

面白いアンケートがたくさんあったのですが、目を引いたいくつかをピックアップしてみたいと思います。興味があれば元記事をどうぞ。

どうやって学習したのか?

85%の人が何かしらのオンラインで勉強した、そして50%の人が学校で勉強したと。

コードを書くためのドキュメントはどこを参照?

API document and/or SDK documents が90.3%でダントツ。
続いてそのリポジトリのREADMEファイルとか指示を見つけるのが77.5%。
普通に検索も71.7%います。
みんな、やっぱり公式をちゃんと読んでいるってことでしょう。
アンケートを答えているのが英語を使える国の人が多いってのもあるかもしれません。これが日本国内だけだともうちょっと比率は変わりそうな気が。
みなさん、英語でも公式を読むのはめちゃくちゃ大事。

面白いのがAIのツールに頼る人も30%ぐらいになってきています。
これからどんどん増えてくるかもしれません。

年齢は?

プログラマー定年35歳説はもう長らく言われなくなっているがやっぱりあんまり関係なさそうです。
実際に1番多いのが25−34歳で42%
その次に多いのが35−44歳で25%
けっこうオッサン・オバハンも頑張ってるじゃん。

言語

まぁ予想通りJavaScriptが一番多くて64%程度。
SQL 54%、HTML/CSS 52%、Python 46%、Java 30%などなど。

フレームワークはReactとNodeが41%とダントツ。
以外にもjQueryが3位で22%もあるってことは、まだまだ世界中ではjQueryさんが動いているってことでしょう。
なんにしてもJavaScriptの人口の多さが感じられます。

開発環境は

74%でVS Codeの1強。ここまでダントツはすごい。
かつてはAtomだのSublimeTextとかいろいろ人気も分散してたのに、いつの間にかこんなことに。
Notepad++とかで開発できるんですかね?
簡単なスクリプトとかなら便利なのかな?
Vimも相変わらず強くて、NeoVimと合わせると33%ぐらいの人は使っているみたい。

コミュニケーションツール

同期コミュニケーションツールではMicrosoftのTeamsがすごいシェアですね。僕の会社も使っているのですが、けっこう嫌なんですが・・・・。
案外Discordを使っている人もいるみたい。

リモート、出社

ハイブリッドが42%で多いですね。リモートもまだ38%もあります。
最近僕の周りではハイブリッドで何日か出社が増えてきました。
ITエンジニアはワガママなので完全出社にしたら辞められたりしますからね。ほんとワガママ。僕も完全出社は嫌かも・・・。

給料

言語別

上位はかなりマイナー言語が並んでいる印象です。できる人が少ないからでしょうかね。
これは国や地域によって全然違いそう。そのまま真に受けれないグラフじゃないかなって思います。

アメリカの給料

いやー。アメリカすげーわ。
モバイルデベロッパーもUSD$185,000ってことは2800万円ってことですなぁ・・・。これは・・・、ぐぬぬ。やっぱりアメリカだな。

AIツールを使うか

63.2%の人が開発にAIを使っています。
僕はそこまで使っていませんが、今後もっと増えていきそうな気配はしています。今後は検索のやり方も変わってきそうな気がします。

AIをどのように開発に使っているか

1番多いのがテストを書かせるので46%。これは確かに便利なんですわ。開発者はけっこうテストを書くのが嫌いなので、それをAIがやってくれるなら大歓迎って感じでしょう。
あとはコードのドキュメント作りも38.2%と多いです。これは便利で精度が結構高い。英語で書いてくれるので楽ちんです。

AIはあなたの仕事を脅かすか

これが僕にとっては1番面白い質問でした。
70%近くの人が「まだ脅かされない」と答えています。
開発者のほとんどは自分は大丈夫だって考えてるってことですね。

iPhoneが初めて世の中に出てきた時、日本企業のほとんどの人がiPhoneは流行らない、自分たちのガラケー製品の方はまだまだいけるって言ってましたが結果ある地点ですべて駆逐されてしまいました。

僕を含めた開発者たちも、どこかの地点で駆逐されうる未来があるかもしれません。将来のことは誰も予想できないってことを目の当たりにしたので、自分だけは大丈夫ってのはないんだろうなと思います。

変化についていけるように考えておかないとヤバいんだろうなぁと。
まぁその時はその時でなんか別のことしましょう。

というわけで

実はまだまだ興味深い結果はたくさんあるんですが、ちょっと多いのでこの辺にしておきます。

ではでは。


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