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マイナンバーカード健康保険証(マイナ保険証)を普及させたい日本

マイナンバーカードの普及を進めたい国ですが、なかなか進みません。
(私も作っていません・・)

マイナポイントなどポイント制度も導入しましたが、今一つのようです。

オンライン資格確認で医療機関に加算

そして、さらに!
マイナンバーカードを健康保険証として使えるように登録できるマイナ保険証も推進され、今年4月の診療報酬改定ではマイナ保険証を使えるようにした医療機関は加算が取れる(=患者さん・保険組合の支払いに上乗せできる)ようになりました。

しかし、この加算は「マイナ保険証を使用した患者さんから、加算分の一部を多く払ってもらう」という事なので、患者さんからしたら「マイナ保険証を使用した方が、支払金額が増える」というおかしなことになっていました。

これは医療機関にマイナ保険証を読み取るシステムを導入してもらおうとした医療機関への優遇策でしたが、患者さんにとっては単なる負担増です。

どうしてこんな容易に想像できる問題ある改定がなされたのかよくわかりませんが、すぐに「これはマズイ」と10月に再改定される見込みです(令和4年8月10日中央社会保険医療協議会が厚労大臣に答申)。

それにより、

●マイナ保険証の使用可能医療機関は、
①患者がマイナ保険証を使用しなければ初診料4点(40円)を加算できる。
②患者がマイナ保険証を使用すれば初診料2点(20円)を加算できる。

●マイナ保険証の使用できない医療機関は、加算無し。

になる予定です。

オンライン資格確認は来年原則義務化(医療機関に対して)

また、来年令和5年4月に全医療機関においてマイナ保険証システムの導入を義務化予定です。(マイナ保険証を使うかどうかは患者さんが選択できる)

そのシステム導入の補助金も医療機関に提供しているようです。

私はデジタル化自体は賛成ですが、個人情報の管理とシステム導入費用の中抜きなど、一部の人間に搾取されないかが気になるところです。

今度はうまくいくのでしょうか?

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