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カンボジアで血液が足りない。日本ではどう?

カンボジアでは血液が足りない状態になっており、国民に献血を呼び掛けているようです。

企業・大学生・NGOの人たちからの献血は増えているようですが、一般人の献血率は約10%で増えていないようです。

この「10%」が高いのか低いのかよくわからなかったため、日本の献血率を調べてみました。

すると、

日本の献血率は5.8%(令和元年)

<日本赤十字社 血液事業本部 令和2年9月10日参考資料より>

と、カンボジアより低いです!

日本ではコロナ禍になって「ますます献血が少なくなった。是非、献血をお願いします!」と言っていたので、今はもっと低いと思われます。

カンボジアは医療水準があまり高くないため、日本の病院であれば輸血せずに他の点滴や薬でしのげる状況でも、その薬が無いため(または使いこなせる医療スタッフがいないため)輸血の需要が高まる可能性があります。

また、日常生活の安全対策(交通事故や高所からの落下予防)も充分で無いため、より大量の血液が必要になる場合が多いとも想像できます。

私も仕事で患者さんに輸血をする事はあるため、献血のありがたさを感じます。
ですので、研修医になって自分も献血をしようと日本赤十字社の献血バスに行きました(ちょうど、職場に献血バスが来た時に)。

しかし「あなたは献血できない」と日赤の人から言われてしまいました。
その理由は、私が乳幼児期に輸血を受けていたからです。

特に大きな病気だったわけではないようですが、私は輸血を受けたようです。

現在も「輸血を受けたことのある方は献血をご遠慮いただいています」と日赤ホームページに記載されています。

このような理由から私は献血できませんが、健康な方は是非献血をしていただき、救える命に貢献して頂ければと思います。

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