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「痛み」は診断も治療も難しい…

整形外科には、痛みが主訴で来られる患者さんが多いです。

私自身も骨折・靭帯断裂や、ぎっくり腰も経験しているので、痛みがつらいという事はよくわかります。

整形外科を患者さんが受診されると、整形外科医はまず問診(会話)を行いながら原因を探っていきます。

その次に、患者さんの身体を診察し(触診等)、さらに原因を絞っていきます。

そして、画像検査(レントゲン、超音波エコー)を行います。

さらに、CTやMRIが必要な場合は、後日の予約を取って再受診していただきます。

しかし、そこまで検査をしても痛みの原因がはっきりしない患者さんは多くいらっしゃいます
決して私がヤブ医者なわけではありません!(と思います)

そのような場合には、一般的な痛み止めの飲み薬やシップを処方して、ご帰宅いただくことになるのですが、その薬で痛みが改善する患者さんもいますし、全く改善しない患者さんもいます。

先日、病院の待合室で整形外科は特に混んでいる(気がする)と投稿しましたが、

痛みの治療は難しいために、整形外科の患者さんは繰り返し整形外科を受診されます。
この事が、整形外科の待合室が混む原因の一つであるとも思います。
(すぐに治れば、もう整形外科ヘは受診しなくなるはずなので)

・痛みの治療法
・痛みの原因を突き止める診断技術

これら両方の進歩により、より多くの患者さんを痛みから解放できるようになるはずです。

自分の医師としての能力を高める努力を続けつつ、研究・テクノロジーの発展にとても期待しています。

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