見出し画像

病院食が理想を求めすぎて、おいしくない…

先日、父が入院をしました。

熱が出て肺炎でした。

父の住んでいる地域の基幹病院でしたので、色々と体制は整っているのですが、色々と気になる事も見えてきました。

まず一番気になった事が「食事」です。

この病院では、いまだコロナ対応が続いていて、面会がなかなかできませんでした。

そして、父と会って話をすると「食べる気にならない…」と言うのです。

私は「病気で体調も悪いから食欲もないのだろう」と思っていましたが、退院し自宅へ帰ると、母が準備した食事はガツガツ食べるではありませんか😲

ですので、父に病院食のことを質問したところ

「栄養士という人が、何度も来てくれて『何かご要望はありますか?』と訊いてくるので、『もっと漬物が欲しい』や『もっと濃い味のものが欲しい』とリクエストしたけど、結局『栄養素を計算するとそれはできない」と言われた。」

と言うではありませんか。

栄養士さんの言う事は正論です。

ですが、言い方を変えると理想論だとも思いました。

確かに「栄養学的に」正しい食事を準備してくれているのでしょうが、患者が食べなければその計算も意味がありません。

そして、入院中だけそのように理想的な食事をしても、たいして意味がありません。

「病院としては退院後のことは知りませんけど、入院中はしっかり管理いたします!」と言っているように見えます。

父の入院は私自身も医療について色々気付くことがありました。

でも、これを変えていくのって結構難しいだろうなとも思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?