国産のコロナ治療薬(飲み薬)が、ついに緊急承認!

今年7月に承認されなかった事を投稿しました。


しかし、昨日(11月22日)厚労省の専門部会で承認されました

12月初旬に医療機関で使えるようになる見込みとの事です。

軽症に使用できる

今まで日本で承認されていた飲み薬治療薬は2種類あり、どちらも「重症化リスクの高い患者さんのみ」を対象にしていました。(2種類とも米国製)

しかし、今回の塩野義製薬の飲み薬「ゾコーバ」は、軽症者を対象としています。

1日1回で5日間の内服になります。
また、妊娠中の女性は内服禁忌になっている点は注意が必要です。

今年9月に実施した臨床試験で「咳、発熱などの症状が投与していない患者より約24時間早く消失する効果を確認できた」事が、今回の緊急承認につながったようです。

ですので、この飲み薬は「重症化を予防するわけでは無く、軽症者の有症状(咳・発熱など)期間を短くする」という事です。

この短縮される24時間をどうとらえるかは、人によるかもしれません。
しかし、最近コロナに感染した私の感想からすると「有症状期間が24時間短くなるなら、とても助かる」です。
3日間頭痛&咳でつらかったので・・

普及するか?

「ついに国産!」と、日本人として非常に嬉しいですが、一方「きちんと普及するか?」という不安もあります。

薬が普及するためには、まず「効果がある」事が必須で、さらに「使い勝手が良い」「副作用が少ない」なども重要です。

今後、使用者数が増えていくと、このあたりのデータが増えていくはずですので、国はデータの蓄積と公表をしていってほしいと思います。

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