ニューヨーク, Here I came
10月におよそ11年ぶりにニューヨークに行ってきました。
ニューヨークもアメリカも11年ぶりで、この間なにやっていたのかというと、心がヨーロッパに向いており、長い休みがあれば、それパリだ、それロンドンだと、私の10代から20代にかけてのアメリカへのパッションは何処へ状態が続いていましたが、昨年アメリカのおじさんが突然亡くなってしまい、いつでも会えると思って、アメリカはまたいけばいいやって、そんなことばかり思ってた私に喝をいれ、おばさんに会いにいざアメリカへ。
今回は羽田発JFK行きのANAでニューヨークまでいきました。
学生の頃アメリカの大学に留学していた際、最寄りの空港から乗り継いで
日本に帰る時にユナイテッド航空を利用していた関係で、帰国後はユナイテッド航空と同じスターアライアンスにいるANAを使う様になり、今に至ります。一度使い始めるとマイルも貯まるし、勝手がわかるしで、重宝しています。
久しぶりのアメリカは、飛行機でマンハッタンの景色が見えてきたら、この曲をかけながら浸るんだーと決めていたのが、宇多田ヒカルの「Distance」。宇多田ヒカルがデビューした時、私はまさにアメリカかぶれで、これからアメリカに留学をするという時で、同年代でこんな子がいるんだ!!と心から衝撃を受けたのを今でも覚えています。そんな宇多田ヒカルの曲にも留学中は支えられていたので、飛行機からマンハッタンが見えてきた時にヘッドフォンから流したのですが、涙がちらりと出てきてしまい、ここで泣いたらよくわからないところ(もう直ぐアメリカにつくから、場面的には涙要素がない)で泣いてるやべーやつがいるじゃんって思われそうで、必死にでてきた涙を戻し(涙って戻るんです)、いろいろな想いが溢れる中入国審査へ。
いろいろな想いが溢れまくってる人が入国審査で審査を受けると、必死なので一瞬でいろいろな想いはどこかへ飛んでいくんですよね。「アメリカに何しにきた?」「一緒に今このブースに立ってるのは誰?」(両親と一緒にいったもので、両親が一緒にブースにいたんです)、「何泊する?」「どこに泊まる?」等と私が忘れかけていた入国審査での質問をマシンガンでうたれる速さで聞かれ(質問自体は本当に基本的な情報なんですけどね)、英語も最近そんなに喋っていないから、とにかく集中して、そつなく答えないとということに意識を集中させていたから、涙どころではない、でもちゃんと意思疎通ができて良かったと、安堵の気持ちでした。
ちなみにヨーロッパに行くと、入国する国にもよりますが、入国審査で質問されることはそんなにないので(ノルウェーはたまたまかもしれませんが、めちゃくちゃ色々聞かれましたが)、アメリカは少し緊張します。
両親がいたので、空港からはタクシーでマンハッタンのホテルまで。
タクシーからマンハッタンが見えたら、JayZとAlicia Keysの「Empire State of Mind」を心の中で聴こうと決めていたんですが、タクシーの運転手の方が運転中友達と携帯電話でテキストメッセージのやり取りをしていて(運転しながらよそ見でメッセージをタイプしてるんです)、それが怖すぎて、それどこではなく、とにかく無事についてほしいと願い続けた1時間でした。
両親も願い続けたようで、3名の願いが通じて、無事マンハッタンへと到着。
ここから本格的にアメリカ久しぶりーの旅が始まりました。
久しぶりのアメリカは空港に降り立った途端、あーアメリカだって、どう形容したら良いかわからないのですが、その雰囲気に包まれ、昔の私のパッションを呼び戻した、そんな瞬間でした。
アメリカに行ってきた記憶が新しいうちに、ニューヨーク旅行のことも時々書いていきたいなと思います。