IT /イット “それ”が見えたら、終わり。

気ままに映画レビューの一作目は
「IT /イット “それ”が見えたら、終わり。」です。

なんだかネットでよく見る、道端の排水溝から顔を出してるピエロが出てくる映画です。

「IT」自体は1990年に映画化されていて、2017年にリメイク版「IT /イット “それ”が見えたら、終わり。」が日本で上映され、2019年にはリメイク版の続編「IT /イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」が公開されています。

今回レビューするのは2017年のリメイク版一作目です。

率直に言うと、めちゃくちゃ好きな映画です。

・ストーリーが単純明快。

・気味が悪いシーンやびっくりどっきりシーンが盛り沢山でちゃんと怖さもある。

・バックストーリーとしてルーザーズクラブの成長と青春の爽快さも味わえる。

・お顔がキュートな、おもしろおしゃべりメガネ君(私が勝手に呼んでいます)こと、リッチーの止まらないアメリカンジョークで笑える。

という全部のせみたいな名作だと思います。

びっくりどっきりシーンについては、初見で映画館で観たときにビビりすぎて、隣にいた友人の手を握ったことがあります。

一番の魅力は、排水溝から顔を出してるピエロ「ペニー・ワイズ」を演じた、ビル・スカルスガルドの怪演です。

ビルは、ペニー・ワイズのオーディションにただ一人メイクをして参加していたらしく、凄まじい気合いの入り方が伺えます。
ペニー・ワイズの表情や動きすべてに並々ならぬこだわりを持って演じていたらしいです。
また、スタントをほとんど使わなかったので終盤の大跳躍シーンや謎のダンスは全て、ビル本人が演じています。
とにかく、めちゃくちゃ気合い入れてペニー・ワイズを魅力的に演じてくれている。ということです。
その気合いは本編を観たらおのずと伝わってきます。

あと、めちゃくちゃイケメンです。
身長が190センチ以上あるらしいです。
ペニー・ワイズにも隠しきれないイケメンが滲み出てますもん。
190センチ超えのイケメン滲みイカれピエロが爆誕してますもん。
ビル・スカルスガルド、イケメンだし狂った演技もうまいなんて、好きです。

そして、撮影中はなるべくビルとルーザーズクラブの子供たちとの接触を避けていたらしく、それが子供たちの迫真の怯える演技に繋がっています。

ここらへんの話は、アマプラの配信版で見られるキャストとスタッフのインタビュー特典映像をぜひ見てほしいです。


好きなシーンがあるので、何個か紹介します。

・井戸の家でリッチーがピエロまみれの部屋に閉じ込められたときのペニー・ワイズの登場の仕方。
↑このシーンすごいかっこよくない?わかる?
わかんない?

・井戸の家の冷蔵庫に身体をあらぬ方向に曲げてミチミチに詰まってるペニー・ワイズ。
↑苦しくない?かわいい

・ちっちゃい冷蔵庫から出たペニー・ワイズがエディに襲いかかるまでの動き。
↑鈴のチリリリリンが可愛い(あの白くてヒラヒラのフリルに鈴がついてる衣装カワイイ) 
あんな迫られ方したら怖すぎてマジで漏らす。

・最終決戦でルーザーズクラブが追い込まれた時にリッチーがバットを取るシーン。
↑ここのセリフ、アツいなっていつも思う。

本編観たことない方は、少しでも気になるシーンがあったら
ぜひ観てみてください。


記事を締めます。

この作品はわたしのベストのひとつなので、いつも意識の根底にあります。
今でも、道路の排水溝を見かけるとペニー・ワイズがこっちを見てるんじゃないかと、つい覗き込む時があります。

皆さんも覗き込んでみてください。笑顔のピエロがこっちを見ているかもしれないので。

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