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素肌のために、4万円の基礎化粧品を揃えるよりも大切だったこと

こんにちは、kanicoです。10年近く、基礎化粧品を買わずに手作りコスメで過ごす生活を続けている。

20代の頃、美容部員をしていた私には考えられないほどシンプルなお手入れでも、当時より肌の調子はずっといい。

あの頃は、老化現象に怯えて、高価な化粧品やエステ的なことにもお金をかけていた。

意味のないことに散在してしまった自分だけど、この経験を通して、素肌の健康を保つために本当に大切なことを皆さんにお伝えしたいと思う。

肌悩みを抱えている方には、役に立つかもしれない。

「4万円の基礎化粧品を揃えるよりも大切なことがある」なんて、ハードルを上げてしまったけど、内容はシンプル極まりないので拍子抜けしてしまう方もおられるかもしれない。ゆるしてほしい。

お肌のお手入れに大切なのは、たった3つなのだ。

  1. 洗顔

  2. 食事

  3. 睡眠

珍しいことは何もないと思うかもしれないが、ちょっとした工夫が必要なのだ。この基本をしっかり守るだけで、お肌は自然と整っていく。

肌トラブルがあるなら、この基本に立ち返る必要がある。

私も、この基本を「本当の意味で正しく理解していなかった」ために、化粧品や美容医療にたくさんのお金を使ってしまった。(皮膚の仕組みを学んでいたにもかかわらず)。

ここでは、お肌のお手入れの要「洗顔」の重要性にふれる。

皆さんは、自分の洗顔方法に自信があるだろうか?
かつての私は、おはずかしながら自信があった。美容部員時代の知識や自分の肌に合う良いものを使っているという思い込みの力である。

でも、実際には肌トラブルを抱えていた。トラブルがあるのは普通のことで、なんならトラブル対処に慣れていた。

トラブルは、肌からのSOSであるというのに。

当時の私はそんなこともつゆしらず、毎夜、丁寧にメイクを落としてダブル洗顔していた。

その後はすぐに保湿する。そうしないと乾燥するからだ。化粧水をたっぷり使って乳液やナイトクリーム、時には美容液を使った。それでも、朝になると毛穴がザラザラしたり、ニキビができたりすることもあった。

その都度、クレイパックや保湿パックを頻繁に使っていたが、効果は一時的なもの。いいかんじになって、ザラザラを感じて、対処する。そんなことの繰り返しだったし、それが普通だった。

でも、なんどもいうけど何かしらのトラブルは肌からのSOS。

一体なにがいけないのだろう。

そこで気付いたのが、「皮膚機能の働きを邪魔しない洗顔」の重要性だった。

皮膚機能の働きを邪魔しない洗顔というのは、「自分の皮脂を取りすぎない洗顔」だ。

汗や皮脂で構成される皮脂膜は私たちの身体が素肌を守るために自然に作り出すバリアだ。

これを取りすぎると、皮膚免疫が低下し、肌トラブルを引き起こすことになる。化粧品は魅力的だけど、自分に必要なバリア機能を奪い、失ったバリア機能を補うようなことがあるので注意が必要なのだ。

そして、皮脂を取りすぎない洗顔をするためには、適切な洗顔料を選ぶことが必要になる。

私が最もおすすめしているのは「コールドプロセス製法」で作られた石鹸。この石鹸は、製造に手間と時間がかかるため、一般的な石鹸よりも高価だけど、天然の保湿成分「グリセリン」が豊富に含まれていて、皮脂を取りすぎることがない。

皮脂膜のバリア機能が落とされないので、使いはじめてすぐに効果を実感した。

コールドプロセス製法の石鹸は手作りすることもできる。私も石鹸作りのワークショップをすることがあるが、お菓子作りのようで楽しいという方も多い。自分で作った石鹸を使う楽しみもある。

初めて自作のマルセイユ石鹸を使ったとき、体験したことのないなめらかな使いこごちにも感動した覚えがある。

ひとつの石鹸で顔も身体も洗ったりする。夫も同じ石鹸で全身を洗ってる。乾燥やかゆみが大幅に減り、洗い物をするたびにシワシワになっていた手は今ではハンドクリーム知らず。(冬には使う)

健康な素肌だったら、コールドプロセス石鹸で洗顔をしたあと保湿をしなかったとしても、一時的に乾燥することはあっても時間がたてば自前のバリア機能が復活して潤うのだ。(加齢や紫外線による影響は別)

自前のバリア機能である皮脂膜を落とさない洗顔をするという、シンプルなケアだけで素肌が整う体験をすると、いわゆる化粧品の必要性をあまり感じなくなった。

すべての肌トラブルが、洗顔で解決するとはもちろん言い切れないが、皮膚バリア機能が維持できず、乾燥しやすくなったりしてトラブルに繋がっている方には、とってもおすすめの方法なので、ぜひ一度試していただきたいと思う。

お読みいただきありがとうございました。

それでは、また。


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