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社会人から看護師を目指すようになったわけ② 医療事務の仕事に転職。看護師への憧れを抱くも、諦めて一般企業へ

こんにちは、yuuです。
本日は、前々回に引き続き、看護師を目指すまでのいきさつについて語りたいと思います。

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会社を退職した後、医学部再受験に向けて勉強をしていましたが、メンタルの不調により勉強を中断。
まずは精神状態を安定させようと、医療事務の仕事を始めました。

メンタルクリニックに通い始めてからは、段々と体調も良くなってきましたが、それでも働くのは約3年ぶり。
ちゃんと仕事を覚えられるのか、そして毎日出勤出来るか、不安でいっぱいでした。

うつ状態のため出勤するのが辛い時もあり、月に1~2日は休んでしまっていましたが、それでもなんとか仕事を続けることが出来ました。

医療事務の仕事自体は、患者さんと接する機会が多くあり楽しかったです。
ですが所詮事務ですので、患者さんのために出来ることは限られていましたし、「目の前の患者さんの役に立ちたい」と思っても、何も出来ない自分に歯がゆさを感じていました。

当時は医療事務を長く続ける気はなく、仕事をしながら心の健康を取り戻して、精神的に落ち着いてきたらまた勉強を再開しようと考えていました。

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そんな仕事にも慣れ始めてきたころ、ある日、院内のロビーで患者さんが倒れるという事態が発生しました。
緊迫した状況の中、真っ先に患者さんに駆けつけていったのは看護師さんでした。
その姿を見て、看護師という仕事の責任の大きさを感じ、同時に、緊急事態にもてきぱきと対応する看護師さんに頼もしさを感じました。

私はこれまで医師以外の医療職の選択肢など考えもしませんでした。
というのも、自分の家を継ぐためには医師になるしかなかったからです。

ですが、病院での出来事や仕事を通じて、看護師への憧れが強くなっていきました。
患者さんの一番近くで安心感を与えられる存在である看護師。
資格を取ってしまえば、生涯安定して働けるのも魅力でした。

しかし、当時はメンタル的にもまだまだ不安定でしたし、自分に自信がなかったため「私が看護学校を受験しても受かるわけがない。やってみても無駄だ。」と諦めていました。

また派遣社員として働いていたため給料も安く、金銭的に将来に対して漠然とした不安を抱いていました。

貯金もない状態で、さらに学校に3年間も通うとなると、また精神的に苦しくなってしまうのが怖かったし、入学しても授業についていける自信もありませんでした。

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今になって振り返ってみると、自分に対してブレーキをかけていたのだと思います。

これまでの失敗体験の記憶が脳裏にこびりついており、看護学校の受験も成功するイメージを描くことが出来なかった。
そしてお金の無さから、自分の夢を追うよりもお金を稼がなきゃいけない、という現実的な考えの方が勝ってしまった。

会社を早々に辞めて、医学部も諦めてしまったことで、自分の中で諦めぐせがついてしまっていたのだと思います。

そんな思いから看護師の道は諦め、正社員として一般企業へ転職することを決意しました。

医学部も挑戦したけどダメだったし、看護師になることも諦めたし、親のクリニックは、父が引退したら廃院でいいや!
やることはやったし、私にこれ以上出来ることは何もないんだ!

と自分の中で区切りをつけて、普通の社会人として頑張ろう、と決心したのです。

③に続きます。

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