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社会人から看護師を目指すようになったわけ③ 転職して丸の内OLに。自分を変えたトライアスロンとの出会い

こんにちは、yuuです。
本日は、看護師を目指すまでシリーズの最終章です。
(②はこちら。)

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医療事務の仕事を辞め、医師になることも、看護師になることも完全に諦めた私。
無事転職活動も終わり、新たな会社で働き始めました。


転職先の会社は、未経験の業種だったため不安な部分も多くありましたが、時間が経つにつれ段々と仕事に慣れていきました。
ですが仕事に慣れるにつれて、会社の問題にも気付くようになりました。
ワンマン社長のベンチャー企業ということもあり、社長の横暴な振る舞いに嫌気が差すようになったのです。

●パワハラ・セクハラが横行していて、社長に逆らった社員はしつこく怒られ続けるか、無視されて仕事を取り上げられる。
●入社当時に約束されていた給料も支払われない。
などなど挙げたらきりがありません。

役員にかけあって抗議もしましたが、改善する様子も見られず、私が入社当時に在籍していた社員もどんどん辞めていきました。

これから社会人として立て直していこう!と思った矢先に、新しい会社で沢山の問題が起こり
「ああ、私、転職さえも失敗してしまったのか。この会社で長く勤めるビジョンも見えないし、人生詰んだわ。これから先どうしよう。」と途方に暮れていました。

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そんな状況下、転職も考え始めていたある日、学生時代の友人と久しぶりに会うことになりました。

神田の居酒屋で5年ぶりの再会。昔話に花が咲き、とても楽しい時間を過ごしました。
そして2件目のお店で、この5年間何をしていたのかという話題に。

その友人は、いつもパワフルでキラキラオーラ✨を放っているのですが、社会人になってからは苦労することも多く、自分と同じように落ち込んでいた時期もあったそう。
でも今は毎日充実していて、心身ともに健康な状態を取り戻しているとのことでした。

どうやって辛い経験を乗り越えたの?と聞くと、なんとトライアスロンを始めてから元気になったそう。
「トライアスロン?!すごい!超パワフルだね!」と話していたら、「yuuも一緒にやろうよ!」と誘われました。


トライアスロンは、実は前から興味がありました。
とはいえ、私は水泳くらいしかやったことがないし、自転車を漕いで、その上マラソンするなんて、、、。
社会人になって全く運動をしていなかった私には絶対無理だと思っていたのです。

ですが、友人も泳げないところから始めて、今は3種目とも出来るようになったとのこと。
「トライアスロンを始めて、人生が本当に豊かになったし、何より痩せるよ!(←重要)」と口車に乗せられ(?)、友人の所属するチームに加入させて頂くことになりました。

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こうしてトライアスロンを始めた私。
チームに加入してすぐの頃は、5km走るのでさえ精一杯💦ちょっとバイクに乗っただけで足が重くて仕方ない💦という状態でしたが、メンバーに沢山サポートして頂いたお陰で、楽しく練習を続け、次第に長距離も走れるようになりました。

こうして練習を始めてから一年で、ショートディスタンス(51.1km)、ミドルディスタンス(113km)を完走し、ラッキーなことに表彰台に上がることも出来ました。
またフルマラソンでサブ4も達成出来ました❢

たった一年でこんなにも沢山成長出来るなんて、本当に自分でもビックリです😲


トライアスロンは、練習の成果が目に見えて分かるスポーツで、ダイレクトに成長を実感できるところが魅力だと思います。

またタイムや距離だけでなく、トライアスロンを始めてから、意識の部分でも大きな変化がありました。

 ◎目標を持ち、それに向かって努力することの楽しさと、達成感を思い出したこと
 ◎自己成長を感じられる喜び
 ◎最後まで諦めない粘り強さ
 ◎自分の可能性を信じることの大切さ
 ◎困難な課題に挑戦しようというチャレンジ精神

意識が変わることで、自分に自信がついたことが何よりも大きかったです。

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一方仕事に関しては、相変わらず会社に対して不満を募らせていました。

練習に打ち込むことで気持ちをうまく切り替えられるようになったし、トレーニング計画を立てたりしている時は楽しい気分になれましたが、それでも会社の状況はあまり改善しないまま。

自分の環境を変えたくて、会社を変えたくて、何度も役員にかけあって話をしましたが、全く聞き入れてもらえず、段々と仕事に対するモチベーションも下がっていきました。

状況は全く変わらなさそうだし、今の会社に長くいる未来は見えない。
でも、「就業環境に不満があるから」というネガティブな動機で転職してはいけないと思い、改めて『私が本当にやりたいことって何だろう?』『人生を通じて何を実現したいんだろう?』ということを突き詰めて考えてみました。

そして自問自答を繰り返し、考え抜いた結果、看護入試に挑戦してみよう!と思ったのです。


今まで父の病院ことも目を背けてきたけれど、ずっと心の片隅で引っかかっていました。
私が家業を継ぐことを諦めたら自分の悩みはなくなるけれど、この問題が解決するわけではない。
病院を継ぐためには、医師になるしかないけれど、医師ではなくともせめて何らかの形で父の意志を継げないだろうか?

また、病院で働いた経験を通じて、『医療現場で働きたい』という思いも自分の中で消えずに残っていました。


そこで考えたのが看護師でした。
看護師は病院を継ぐことは出来ないけれど、独立する(訪問看護ステーションなど)ことは出来るし、形は違えど父の意志を継ぐことが出来るかもしれない、と考えたのです。

また今の会社で、社員がどんどん退職していくのを見ていたので、『安定した職種で、景気の影響に左右されずに長く働きたい』『手に職をつけて、一人でも生きていけるようなたくましさを身につけたい』という思いが強くなっていきました。


そんな時、チームメンバーと食事をする機会がありました。

これまで、私は沢山の失敗を繰り返していたため、自分の話をするのが恥ずかしく、自分の選択にも自信が持てないでいました。
ですが、勇気をもってチームの仲間に相談してみたところ、『もう明確にやりたいこと決まってるんじゃん。あとは背中を押して欲しいだけでしょ?』と言われ、見透かされたなあ~と思いました。笑

こうして、仲間の応援もあり、決意を固めた私は9月末のレースが終わってから本格的に看護入試の勉強を始め、11月に無事合格することが出来ました。

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社会人生活を振り返ってみると、様々な経験をして、失敗も挫折も味わって、メンタルもボロボロになり、『私なんて生きている価値がないんじゃないか。』と自分の存在を否定し続けてきました。

でもトライアスロンを通じて、少しずつ自己肯定が出来るようになりました。
周りの人からも、トライアスロンを始めてから本当に変わったよね、と言われることが多く、この競技に出会ってから、私の人生が一歩前に進んだような気がしています。


自分が変わるきっかけとなったトライアスロンの世界に誘ってくれた友人。
いつも沢山の刺激を与えてくれて、競技においても、人間的にも尊敬出来るチームメンバー。
そして私の意見を尊重し、医療の道へ進むことに対して背中を押してくれた友人には、本当に感謝してもしつくせないです。
また、いつも私の意見を尊重し、どんな選択を取っても、私が笑顔で楽しく毎日を過ごすことを願ってくれている両親にも感謝です。


どん底まで落ちた私でも、トライアスロンに出会ってから、夢を持ってまた前を向くことが出来ました。
だからもし、今悩んでいたり、生きるのが辛くて仕方ない方がいれば、動き出せば未来は変わるかもしれないっていうことを伝えたいなと思います。


以上が看護師を目指すまでのいきさつでした🎵
毎度のことですが、読みにくくてすみません。。。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました🌸

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