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#1 温暖化って本当?

ここ数年、夏になると猛暑日という言葉を連日聞くようになりましたね。
TVを見れば異常気象に関するニュース、「CO2を減らします」という企業CM。確かに、私が子供のころに比べれば暑くなっているように感じます。
でも本当のところ、どうなんでしょうか。少し調べてみたのでお付き合いください。


気温は確かに上がっている

気象庁|日本の年平均気温偏差の経年変化(1898〜2023年)

まずは、上の表を見てください。
気象庁が公開しているこのデータを見ると日本の平均気温は上昇していることがわかります。

気象庁|世界の年平均気温偏差の経年変化(1891〜2023年)
気象庁|度経度5度の格子ごとに見た年平均気温の長期変化傾向

こちらも気象庁が公開しているデータです。
日本だけではなく全世界で気温は上昇しており特に内陸での気温上昇が大きいことがわかります。

どうやら、温暖化は本当に起きているようです。

人為的な温室効果ガス排出が原因と証明されている

JCCCA|これまでの報告書における表現の変化(IPCC報告書)

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、WMO(世界気象機関)及び国連環境計画(UNEP)により1988年に設立された政府間組織です。
1990年以降おおよそ5年ごとに発表されている報告書では、人間の活動が気温変化に与える影響について示唆されています。
1990年の第1次報告書では「気温変化を生じされる恐れがある」とされていましたが、2021年の第6次報告書ではついに、人間の影響が「温暖化させていたことは疑う余地がない」と報告されました。

どうやら、気温上昇の原因が人間の活動であることは間違いないようです。

異常気象の件数も増えていている

”数十年に一度の大雨” という表現を、毎年のようでニュースに聞くようになりました。

気象庁|全国(アメダス)の1時間降水量50mm以上の年間発生回数

集中豪雨の発生回数は増加傾向にあります。「令和2年7月豪雨」では、九州や中部地方など日本各地で集中豪雨に見舞われ、中でも熊本県は大きな被害を受けました。
異常気象は温暖化の影響を受けていると考えられており、気温が上昇することで更にリスクが高まると予想されます。

残念ながら、異常気象が増えており、人間の生活に大きな被害を与えています。

だから温室効果ガスの排出を減らそうとしている

ここまでのことをまとめると、
どうやら地球の気温は上昇していて、それが人為起源の温室効果ガスが原因であることは間違いない。
また、異常気象が増えることで人間の生活への被害は大きくなっている。

となりました。
だから温室効果ガスの排出を減らす必要がある、ということです。

次回以降は、「どうやって温室効果ガスの排出を減らすのか」に焦点を当てて整理します。
どうぞ、よろしくお願いします。


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