#1 温暖化って本当?
ここ数年、夏になると猛暑日という言葉を連日聞くようになりましたね。
TVを見れば異常気象に関するニュース、「CO2を減らします」という企業CM。確かに、私が子供のころに比べれば暑くなっているように感じます。
でも本当のところ、どうなんでしょうか。少し調べてみたのでお付き合いください。
気温は確かに上がっている
まずは、上の表を見てください。
気象庁が公開しているこのデータを見ると日本の平均気温は上昇していることがわかります。
こちらも気象庁が公開しているデータです。
日本だけではなく全世界で気温は上昇しており、特に内陸での気温上昇が大きいことがわかります。
どうやら、温暖化は本当に起きているようです。
人為的な温室効果ガス排出が原因と証明されている
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、WMO(世界気象機関)及び国連環境計画(UNEP)により1988年に設立された政府間組織です。
1990年以降おおよそ5年ごとに発表されている報告書では、人間の活動が気温変化に与える影響について示唆されています。
1990年の第1次報告書では「気温変化を生じされる恐れがある」とされていましたが、2021年の第6次報告書ではついに、人間の影響が「温暖化させていたことは疑う余地がない」と報告されました。
どうやら、気温上昇の原因が人間の活動であることは間違いないようです。
異常気象の件数も増えていている
”数十年に一度の大雨” という表現を、毎年のようでニュースに聞くようになりました。
集中豪雨の発生回数は増加傾向にあります。「令和2年7月豪雨」では、九州や中部地方など日本各地で集中豪雨に見舞われ、中でも熊本県は大きな被害を受けました。
異常気象は温暖化の影響を受けていると考えられており、気温が上昇することで更にリスクが高まると予想されます。
残念ながら、異常気象が増えており、人間の生活に大きな被害を与えています。
だから温室効果ガスの排出を減らそうとしている
ここまでのことをまとめると、
どうやら地球の気温は上昇していて、それが人為起源の温室効果ガスが原因であることは間違いない。
また、異常気象が増えることで人間の生活への被害は大きくなっている。
となりました。
だから温室効果ガスの排出を減らす必要がある、ということです。
次回以降は、「どうやって温室効果ガスの排出を減らすのか」に焦点を当てて整理します。
どうぞ、よろしくお願いします。
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