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話題沸騰!〈狂気と執念の「明石家さんま」研究〉とは?(No. 896)

考える人 メールマガジン
2021年1月7日号(No. 896)

日本一有名な芸人の、日本一深い評伝。
狂気と執念の「明石家さんま」研究!

「日本一有名な芸人」明石家さんまの“歴史”に、「日本一のファン」エムカク氏が迫った『明石家さんまヒストリー1 1955~1981 「明石家さんま」の誕生』。

さんまさんの少年時代から芸人デビュー、大阪でのブレイク、「ひょうきん族」スタートまでを、本人の発言や膨大な資料をもとに克明に記録しています。

発売直後から、すでに業界の内外でも話題沸騰中ですが、さらに水道橋博士が激推し書評で後押し! 水道橋博士はエムカク氏の「生みの親」と言える存在。「波」2020年12月号に寄せた書評を大幅加筆、本書の「読みどころ」を深く掘り下げます!

2020年の年間アクセスランキング発表!
1位を獲得したのはアノ記事!

毎年恒例となりました「考える人」年間アクセスランキングを1~100位まで発表いたしました。読み逃した記事がないか、もう一度振り返ってぜひご覧ください。

21~40位

41~60位

61~80位

81~100位

アクセスランキング

■第1位 呉座勇一「名ぜりふで読み解く日本史」
第5回 黒田長政は本当に「啖呵」を切ったのか

関ヶ原合戦における東軍武将・黒田長政の名ぜりふを取り上げた回が1位に! 司馬遼太郎『関ヶ原』で描かれた印象的な名場面のウラにある意外な真相とは?

■第2位 吉川トリコ「おんなのじかん」
15.流産あるあるすごく言いたい

2020年の年間アクセスランキング1位だった本記事、再度注目を集めてランクイン! 同じ想いをお持ちの方々に静かに広く支持されているようです。


■第3位 村井理子「村井さんちの生活」
お兄ちゃんの遺骨どうするんだ問題

話題作『兄の終い』の後日譚が引き続きランクイン。実兄が亡くなってから1年以上経っても続く「お墓」問題。年末年始は「家族」と向き合う時期ということもあってか、根強い人気です。

最新記事一覧

■津村記久子「やりなおし世界文学」(12/24)
(25) 謎のナゾベーム――シュテュンプケ 『鼻行類』

今回は、伝説の奇書『鼻行類』! 〈まことにばかばかしい状況が、もう歯軋りするほど大真面目に書かれているという状態には、もはや爽快感のようなものさえ漂う〉うえに、読むと元気すら出てくる!?


■小谷みどり「没イチ 、カンボジアでパン屋はじめます!」(12/25)
8. びっくり! プノンペンの雇用事情

夫を突然死で喪い、第二の人生を歩み始めた小谷さんは初めてカンボジアへ。知人がスタッフごと飲食店を譲り受けることになり、そこで知った現地の生活の実態や雇用事情とは?


■ジェーン・スー「マイ・フェア・ダディ! 介護未満の父に娘ができること」(1/1)
3.父の「できること/できないこと」

新年最初の更新でした。お父さまの生活を立て直すべく、まず最初に着手したのは「できること/できないこと」の見極め。


■大高郁子「考える猫のその日暮らし」(1/4)
雑煮

雑煮に浮かぶ焼餅がナニかに似ている……?

編集長のお気に入り

◎新井久幸『書きたい人のためのミステリ入門』新潮新書


著者の新井久幸さんは、新潮社の同僚でしかも私(松村)とは同期です。京大ミステリ研出身で、入社時からよくミステリやら中上健次やら、彼の先輩にあたる綾辻行人さんや小野不由美さんや法月綸太郎さんの話をしてきた同期の彼がなかなか面白い本を書きました。

入社時は、「新潮45」編集部、その後、出版部でノンフィクションとエンターテインメント双方の作品を手掛けて頭角を現し、伊坂幸太郎さんを見出し、恩田陸さん、道尾秀介さん、米澤穂信さん、佐藤友哉さんといい作品を作ってきた彼は、同期のスター編集者、名物編集者として、2010年から6年間、「小説新潮」編集長を務め、現在は出版部の文芸第二編集長としてエンターテインメント部門を統括しています。

そんな彼がミステリ小説をどのように書けば面白くなるか、書くにあたっての「ミステリ的な手続き」「お約束」とはどんなものかを、ひとつひとつかみ砕いて書いたのがこの本です。

書き方指南の本は多いですが、大抵が書き手側のもので、編集者が書いたものがあっても大概は第一線を退いたOBが書いたものです。現役の編集長、つまり実際に商売として本を出版するか、できないか、を決めている編集者が書いたものというのは他にないと思います。

また、彼の愛読書、影響を受けた本、作った本の書名が豊富に出てきます。彼は、確認のために再読しながら執筆したそうですが、そんな彼を形作った作品のブックガイドとしても面白いのではないでしょうか。連城三紀彦さんの「花虐の賦」がフューチャーされているなど、新井くんならではのチョイスが楽しめます。

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