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子どもの気持ちを聴くことで、NG行動が変わる。


わたくし、もやしの自己紹介

もやしの勤めるオルタナティブスクールは子どもがやりたいことをやる珍しい学校。3歳から12歳の子どもが毎日通っている。
・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う
を大切に記事を書いていきます。

子ども・子ども✖️無視

Aくんは、Bくんのことを無視していた。これはAくんも認める事実である。
Bくんは悲しい思いをしていた。BくんはAくんのことを好きだったからだ。
Bくんの悲しい気持ちを和らげられるように、悲しみを受け止めた。

Aくんの態度は、Bくんを傷つける行動で、気持ちを大切にする行動とはいえない。気持ちを大切にする行動に変わってもらいたい。

しかし「気持ちを無視する人」の気持ちを無視しない。
Aくんに対して「気持ちを大切にする行動」をとった。
①話を聴く。②理解しようとする。③気持ちに寄り添う
詳しくはこの記事↓


①気持ちを無視したAくんの、話を聴く。
Bくんのちょっかいが嫌だった。やめてと言っているのに、やめてくれないから無視をした。大人に相談することもできなかった。

②理解しようとする。
ちょっかいを出されるのが嫌だから、ちょっかいを出さないでほしい。言葉で伝えたけどやめくれなくて、頼れる大人もいなくて困っていた。自分ではどうしたらいいか分からないから、誰かに助けてほしい。

③気持ちに寄り添う
Aくんと一緒に、Bくんに嫌な気持ちややめてほしい気持ちを伝える。
それができなかったら、Bくんに代わりに伝えてあげる。
Bくんに、ちょっかいを出さないように働きかける行動をとる。

「無視したい気持ち」が変わる準備が整う。

気持ちを大切にしてようやく、「無視したい気持ち」が変わる準備が整う。

想像してもらいたい。
自分が嫌なことをされて、困って無視してしまっている時に
いきなり第3者が「嫌なことあっても無視しないでほしい」と言ってきた。
「無視するのはやめようかな」とは、なかなか思わない。

親身になって気持ちを聴いて、理解してくれて、一緒にそれを相手に伝えてくれて、気持ちに寄り添ってくれた後に「嫌なことあっても無視しないでほしい」と伝えられたら「無視するのはやめようかな」と思うかもしれない。
(こんなに親身なっても気持ちが変わるとは断言できない。人の気持ちを変えるなんて、そんな簡単なもんではない。)

しかし、私の気持ちを伝える。私の気持ちも大切にする。
「無視しなくても、Aくんの気持ちは伝わるよ。困ったことがあったらいつでも助けるから言ってほしい。相手を傷つけないような方法でちょっかいをやめてもらおう。」そう伝えて見みた。

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