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親離れする子ども。いや、子離れしないといけないお母さん。

わたくし、もやしの自己紹介

わたくし、もやしの勤めるオルタナティブスクールは子どもがやりたいことをやる珍しい学校。3歳から12歳の子どもが毎日通っている。
・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う
を大切に記事を書いていきます。

お母さんと別れられない

子供がお母さんと別れるというハードルは人によって全然違う。
容易く超えていく子どももいれば、何年もかけて超えていく子どももいる。
子どもは遅かれ早から、そのハードルを超えていきたいと自分で超えていく時期が来る。しかしそのハードルを親が抱っこして無理やり越してしまうことがある。
また、ハードルを越えようとしている子どもの後ろから引っ張っていることもある。
そんなことをしたら、大人になった時に自分の力でハードルを超える力が育まれなかったり、甘えたい気持ちを十分に聞いてもらえなかったことが大人なって影響を及ぼすことがある。

だからこそ、まずはしっかりと甘えを聴く。
そうすることで、自分で立って歩いていくことができるようになる。

子離れできないお母さん

しっかりと甘えを聴くことで、子どもは自分で立って歩き出す。
それが自立への一歩。
しかし、その歩き方はまだまだよちよち歩き。
それを見たお母さんは、まだ歩かせられないと抱き寄せる。
子どもは自分で立って歩き出しているのに、後ろから引っ張っている。

子供の自立を具体的にどうやって見分けるか。
一つの例として、
学校に行きたい気持ちとお母さんと離れたくない気持ちが
両方ある時は、親から離れて自分で歩いていける。

具体的に言うと、
家では「学校ではこんなことをやりたい!」と言ってるのに
いざ別れる時に「離れたくない」と言って泣く。
家で行きたくないと言っているけど、学校ではすごく楽しんでいる。

どちらにおいても楽しい気持ちと嫌な気持ちが両方ある。子供が学校にいきたい気持ちはあるけど、行った時の不安がある。その不安を受け止めることが必要である。

ただし、そのサポートのやり方は気をつけないといけない。
「行きたくないって言うけど、学校楽しかったでしょ。」
「学校に行ったら、帰ってきたらお菓子あげるね」
「泣かないで別れられるの、えらいね」

このような言動は子供が自立して歩くのを後ろから押しているイメージ。
あくまでも子供が歩いている時に転けて、立てない時に手を差し伸べて自分で
歩けるまでそばにいる。その繰り返し。

まずはしっかりと甘えて自分で歩き出すの待つ。そして歩き出した子どもの後ろからしっかり見守りサポートしていく。そう言った関わりが子供が主体的に歩んでいけることにつながる。

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