スタッフ(先生)が辞めたくなる時

わたくし、もやしの自己紹介

わたくし、もやしの勤めるオルタナティブスクールは子どもがやりたいことをやる珍しい学校。
3歳から12歳の子どもが毎日通っている。
・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う
を大切に記事を書いていきます。

話し相手がいない孤独

スタッフが学校を辞めたくなる時、いろいろな原因が考えられる。
その中でも、話し相手がいなくて辞めるケースをよく聞く。

他の学校でスタッフをしているAさんの相談を受ける機会があった。
Aさんは子供との関わりで悩んでいることがあった。
しかし、Aさんの話を聞いている限り
悩んでいることを相談できる相手がいない。

悩むことは問題ない。むしろ、自分の大切にしたいことがあるからこそ、悩む。
しかし、話し相手がいなくて、ずっともやもやした状態にいると
吐き出せなかった感情がそのまま蓄積していく。
そして、自分でもなにに悩んでいたのか分からなくなる。
いつの間にか辞めたい気持ちになっている。

日々をふりかえる

スタッフ同士でふりかえる。日々あったことで子ども様子で面白エピソードやイライラしたこと、悩んでいること。
解決策が見つからなくても自分の話を聞いてもらうだけで
自分の気持ちが切り替わる。
そこから、自分がどうしていきたいかを感じてみる。
そんなふうに、日々の活動を振り返ることで、前向きに明日の活動に取り組める。

振り返りでの気づき

Aさんの気づき。子どもの成長を長い目で捉える。
ミーティング中に、そんなフィードバックがあった。

片付けしない子どもに対して
「片付けして」と声をかけても、片付けをしない。
今できていなくても大丈夫。
「今すぐ片付けをやらせないといけない」と思ってしまうとキツくなる。
しかし、もっと子どもにも自分にも緩やかに捉えることで、互いに良い関係を築けることができる。

大切なのは、こういった気づきが生まれるミーティングができるかどうか。
子どもの気持ちを尊重すると、大人の言うことを聞かない子供が生まれる。
そんな子供と関わるのだから悩みは尽きない。
だからこそ、スタッフ同士のコミュニケーションが大切である。

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