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自然の中で遊ぶ

わたくし、もやしの自己紹介

わたくし、もやしの勤めるオルタナティブスクールは子どもがやりたいことをやる珍しい学校。
3歳から12歳の子どもが毎日通っている。
・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う
を大切に記事を書いていきます。

程よい刺激

週に1回、学校からおでかけして遊んでいる。
目的地はさまざまで公園や海や森の中など、自然の中で活動する。
森での活動でのこと。森には遊具もない。遊び道具もない。
子ども達はそんな環境の中で、自分たちで遊びを見つけていく。
遊びの発想がそこから生まれる。
松ぼっくりを大量に集めて転がしたり、ぶつけ合ったり。
虫達や生き物が活発に活動し始める時期には、生き物を見つけてペットのように可愛がる。
自然の中には、子どもにやらせようと刺激に満ち溢れたもの
(ゲームや映像など)が一つもない。
自然にあるのは、程よい刺激の連続。
この程よい刺激は、日常生活で麻痺した感覚だと物足りなさを感じるかもしれない。しかし、程よい刺激の中だからこそ自分の発想をフルに活用して楽しむ。
活用しないと楽しめない。
主体的にならざるおえない。

心がほぐれていく

自然の中で遊ぶとなぜだかわからないが心がほぐれ、開放的な気持ちになる。
まだ居場所がないAちゃんがいた。
Aちゃんはまだ友達となかなか遊ぶことができないので、スタッフ(先生)の後についてくる。森での活動も最初はスタッフの近くで遊んでいた。
自然の中に繰り出すと、たくさんの面白いことが繰り広げられる。
綺麗な蝶を捕まえられなくて、友だちに捕ってもらったり
カマキリとクモのバトルを見たり
宇宙人みたいな植物の実を見つけたり
幼虫の蛹を発見して学校で観察することになったり飼うことが決まったり
そんなことを繰り返しながら、少しずつ心がほづれたAちゃんは
友だちと捕まえたカマキリに名前をつけて遊び始めた。
1日を通して、関わり合い一緒に遊び始める流れがとても自然。
それが心地よい。

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