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「ChatGPTをオルタナティブスクールに取り入れる?」を考える。

わたくし、もやしの自己紹介

わたくし、もやしの勤めるオルタナティブスクールは子どもがやりたいことをやる珍しい学校。
3歳から12歳の子どもが毎日通っている。
・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う
を大切に記事を書いていきます。

オルタナティブスクールにChatGPT導入

今こそ知識じゃない柔軟性を
随分前に知識はGoogle先生が答えてくれるようになって
今度は思考までもChatGPTが答えてくれるようになった。

そんな時代にオルタナティブスクールにChatGPT導入。
ありかなしか。率直に答えると「あり」だと思う。(条件付きで)
(まだまだどのようなことができるのか、どんな作用が生まれるかが分からないところもあるが)

私の学校は遊びから学ぶ。その学びをどこにデザインか考える。
やりたい遊びが「音楽に合わせて歌を歌うこと。」だとする。
学びは至る所で生まれる。
・ギターを作って、どんな音色がうまえれるか試行錯誤する。
・楽器は購入して、弾き方を練習する
・音源はデータで歌い方について楽しむ
どこに学びを持ってくるかを日々考えている。

ここにChatGPTを導入すれば。
ギターの作り方を教えてくれるかもしれない。
弾き方を教えてくれるかもしれない。
歌い方を教えてくれるかもしれない。
しかし、頭で理解してもそれを実行するのは子ども自身。
学びがあるに違いない。

逆にこんなことに使うと学びにならない。
10個のリンゴを5人で分けたい時に、1人何個か分からない子供に
ChatGPTを使って割り出してもらう。
目的=答えのものは学びは生まれない。

包丁=ChatGPT

私の学校では幼児でも包丁を使って料理をする。
幼児(3.4.5歳)が包丁を手に取って、野菜を切っている。
なかなかうまく使えなくて、見ている大人がヒヤヒヤしてしまう。
案の定、手を切って泣いている子どももいる。

包丁とChatGPTは似ている。
包丁の使い方がわからない幼児が使うと怪我をする。しかし使い方を分かるとこんな便利なものはない。
ChatGPTも同じ、使い方を間違えると見えない怪我を負い続けることになる。(学びがなく、自分で考え行動できなくなる)
怪我を恐れて使わないのではなく、リスクを分かった上で使う。練習する。
そうすることで、使いこなせるようになる。

ChatGPTへの依存や自分で考えなくなる恐れもあるが、それを使いこなせるようになることも大切。
ChatGPTに限らず、さまざまな道具はそんな特性を持っているのではないだろうか。そこには常に「主体的」というキーワードを忘れてはならない。

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