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苦しいけど、それが変化(成長)の時。

わたくし、もやしの自己紹介

わたくし、もやしの勤めるオルタナティブスクールは子どもがやりたいことをやる珍しい学校。
3歳から12歳の子どもが毎日通っている。
・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う
を大切に記事を書いていきます。

友達に「あっち行って」と言われる不安。

Aちゃんはとても繊細で学校に登校する時は、お母さんと一緒に遊んだり、一緒に昼食を食べたりしていた。
そんなAちゃんが友達ともつながって、できることも増えてきて、やりたいことに少しずつチャレンジしてきた。
そんなAちゃんが友達のBちゃんとの関係で悩んでいる。
これまで、仲が良かったBちゃんに「あっち行ってて」と拒否をされたからである。

ずーっと一緒

AちゃんとBちゃんはずーっと一緒。学校でも放課後でも一緒に遊ぶ。
だからこそBちゃんは「たまには別の人と遊びたい。」
そんな気持ちになる時もあるよね。
Bちゃんを側から見ていると、そんな感じの印象を受けた。
しかし、Aちゃんにとっては一大事。ようやくできた友達。まだまだ1人でやりたいことを見つけてチャレンジすることはできない。Bちゃんが色々と提案してくれたからこそ楽しく遊べた。AちゃんはBちゃんに頼っている部分があった。

今ここに気づく

そのままAちゃんもBちゃんも今に満足して遊び続けることも、とても素晴らしいことだと思っている。しかし、このタイミングでAちゃんの周りの状況が変わり、Aちゃんは満足できなくなった。言い換えるなら、自分の感情に気づき、それをどうにかしたいと思っている。
それが自分自身が変化(成長)するための第一歩である。
そしてAちゃんの変化(成長)のタイミング。

お母さんの悲しみ

やっと学校に1人で行けるようになって、自分でできることも増えてきて、友達もできて楽しように通えるようになったAちゃん。
そんな我が子を一番近くで見てきたお母さん。Aちゃんが今壁にぶつかり悲しい気持ちでいっぱいになっている。お母さんもAちゃんと一緒の感情になって悲しい気持ちになっているようだった。
子どももお母さんも変化の時。2人とも絶対にその壁を乗り越えてくれると思っている。(または壁を回り道してもいいと思う)私はそれを全力でサポートしたい。

誰にでもくる変化の時

変化は誰にでも訪れる。そして、変化には不安は付きものだ。
しかし、その変化があるからこそ人は成長できる。
「子どもの悲しい思いは成長するためだよ」なんて声はかけない。
子どもにとっては「成長するため」なんて関係ない。
今ある悲しい気持ちを受け止めてAちゃんが自分の足で歩んでいくことを見守りたい。その先に成長がある。

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