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見えない感情

わたくし、もやしの自己紹介

わたくし、もやしの勤める学校は子どもがやりたいことをやる珍しい学校。
3歳から12歳の子どもが毎日通っている。
・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う
を大切に記事を書いていきます。

感情は見えない、だから伝え合う

本人が思っている感情と相手が受け取る感情は必ずしも一致しない。
だからこそ、気持ちを伝え合い、確かめ合う。
そう言った、日々の積み重ねが、自分と違う相手を理解して認め合うことにつながる。
違いを認め合う社会こそが、多くの人を幸せにする第一歩だと信じている。

ある日、1人泣いている女の子がいた。

女の子が、1人で泣いていた。
「どうしたの?」と横に座って話を聞こうとしたが、何も答えない。
無理に話をすることでもないと思った。
しかし、気持ちには寄り添いたいのでずっと近くに座っていた。
友達が変わる代わりに「どうしたの?」と様子を伺ってくる。
そんな時間が1時間ほど過ぎた。
気持ちも落ち着いてきて、気持ちを話してくれた。

互いに怒ってる?

「友達と喧嘩をしたんだ。それで悲しくなった。」と話してくれた。
喧嘩をした友達と直接話すことにした。
ことの詳細はこんなのこと。
お家ごっこをしている時に
Aちゃん(泣いていた女の子)が寝室を作りたいと話した。
Bちゃんは「作りたかったら自分で道具を準備してね」と伝えた。
Bちゃんは、Aちゃんが道具を全然準備しないことに対しての気持ちがあったみたい。
それを聞いたAちゃんは、黙ってその場を離れた。

そして、面白かったのが、互いに怒っていると思っていたのに
2人とも「怒ってないよ、怒ってたのはあなたでしょ!」と思っていたとこと。

Aちゃんは悲しみに近い感情だが、はっきりとは自分の感情が分からない感じ。
Bちゃんの感情は詳しく聞けていない。

歩み寄り

自分の行動が相手にどう伝わるのかを学べる、とてもいい体験だと思う。
自分の行動が(黙ってその場を離れる)が相手にどのように伝わるのか。
そして、黙ってその場を離れたからと言って必ずしも怒っているとは限らない。

互いに自分の感情が相手に伝わっていないことを知る。
互いに相手の行動の捉え直しをする。
そんな互いの歩み寄りが大切なのだ。

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