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うそをついた子どもとの関わり

わたくし、もやしの自己紹介

わたくし、もやしの勤めるオルタナティブスクールは子どもがやりたいことをやる珍しい学校。3歳から12歳の子どもが毎日通っている。
・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う
を大切に記事を書いていきます。

いまこそ共感力!子どものトラブルに悩んだら

https://www.amazon.co.jp/マンガ-エッセイ-いまこそ共感力-―子どものトラブルに悩んだら-大和久/dp/4406060626

嘘をつくことやごまかすことは、子どもの成長過程で必ずあることです。叱るだけで終わらせずに、なぜ嘘をついてしまったのか、その背景、原因を聞くこと、知ることが大事です。

鍵を隠してしまったたかしくん(本書では漫画で書かれている)

1年生になったたかしくんは、お母さんと離れて寝ることになった。
しかし、まだまだ甘えたい年頃のたかしくん。
弟、妹もいるのでなかなか甘えられない。
そんなたかしくんは、学校でもモヤモヤしている様子。
あることをきっかけに、友達の鍵を隠してしまいます。
みんなで一生懸命探すけど見つからない鍵。
それを見ていたたかしくんが
「校庭に落ちていた」と言って持ってきてくれました。
たかしくんが、いたずらで隠して、言い出せなくなったんだなと
たかしくんの様子をみて思った大和久先生。
その日は、たかしくんと一緒に過ごすようにしました。
そして「最近イライラしているけど、お家で何かあった?」
「先生に言いたいことあるんじゃないか?」と問いかけてみると
たかしくんが「僕が隠した」と話してくれた。

なぜそうしたのか理解しよう

子供が嘘をついた時は、その子どもと多く関わるようにします。
叱られるという警戒心があると、なかなか正直に話すことができません。
やったことがよくないと教えることは大切ですが、その子がどうしてそのような行動をとったのかを理解しようと努力することも大切です。
子どもの行動の結果だけにとらわれてはいけない。行動には、その背景になっている原因やストレスが存在します。子どもの問題行動を子どもからのシグナルと捉えることが必要です。

もやしの考え

嘘をついたたかしくん。正直に話しても自分は守られると思えた時、子どもは話すことができる。そこで、「嘘つかないの!」と怒りたくなる気持ちを落ち着かせて語りかけることが大切である。
また、原因を探るのは難しい時もある。
原因の追求はほどほどにして、子どもの気持ちに寄り添う。どんな気持ちなのかを聞くことが寄り添うことではない。ただ側にいるだけでも、良い時はある。

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