見出し画像

そんなこと言うの!?4歳「大人の気持ちを聞かせよ」

わたくし、もやしの自己紹介

わたくし、もやしの勤めるオルタナティブスクールは子どもがやりたいことをやる珍しい学校。3歳から12歳の子どもが毎日通っている。
・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う
を大切に記事を書いていきます。

みんなでお出かけするよ!

今日はみんなでお出かけをする日。
目的地はうみ。しかも大潮の干潮。
潮溜りにさまざまな生き物が顔お出し、とても面白い。

スタッフ「今日は海にお出かけだよー!」
子ども達「やったー!」

やりたいことをする学校だか、スタッフ側から提案して
遊びをする時もある。
海の準備をする子ども達。

しかし4歳の男の子が
男の子「行きたくない。学校で遊びたい」
と言って準備をしようとしない。

スタッフは男の子の話を聴こうとした。
スタッフ「なんでそんなに行きたくないの?」
しかし、逆にその男の子から
「なんでそんなに行きたいの?」と聞かれてしまった。

確かにあまり大人の気持ちを言っていないと気づいたスタッフは、自分の思いを聞いてもらうことにした。
スタッフ「自然で遊ぶことが最近少なかったから体感して欲しい」「大潮の干潮だから今まで体験したことない遊びがあると思う」
男の子「大潮の干潮だったら今日じゃなくてもいいじゃん」

スタッフ「スタッフが行きたいから無理に海に行く。男の子が行きたくないから行かない。ではなくて、どっちも納得して遊びたいんだよね」

男の子「だって海にも入ったし、ヤドカリも取ったし、砂でも遊んだし、もうやることがない」

男の子の「もう海は遊び尽くした他にやることが思い浮かばない」という気持ちを感じたスタッフが。

スタッフ「他にも海ではイカダ作り、塩作り、釣り、探検とかもできるよ」
男の子「釣り!釣りしたい」

話を聴くことから始まる

4歳の男の子。
自分の話を聞いてもらいた年代。
話の流れ上、4歳の男の子が発言した言葉「なんでそんなに行きたいの?」

相手の話を聴くことで話を進めて、自分の意見も言う。
しかも、大人に対して。
その子にとっては大人も子どもを関係なく、話をする相手として認識しているのである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?