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スウェーデンに学ぶ「幸せな子育て」聴き方伝え方


わたくし、もやしの自己紹介

もやしの勤めるオルタナティブスクールは子どもがやりたいことをやる珍しい学校。3歳から12歳の子どもが毎日通っている。
・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う
を大切に記事を書いていきます。

ちょーおすすめ。
著書『スウェーデンに学ぶ「幸せな子育て」聴き方伝え方』

個人と社会の問題を区別する

「困った」のベースには「忙しさ」がある。
その忙しさは長時間労働が当たり前だったり、共働きが増加したり
社会環境の影響を多大に受けている。
今の時代のような環境下では「困った」となりやすいわけです。
社会にできることは、親御さんの「忙しさ」を緩和する社会にすること

そう言った社会の中で子育てをしていかないといけない親御さん。
まずは「まるごと認める」から始めよう。
昨今「自己肯定感」を高めたい親御さんが増えてきています。
自己肯定感とはできている自分も、できていない自分も受け入れ、「まるごと認める」ことです。

親御さん自身が自分を「まるごと認める」ことがお子さんの「自己肯定感」を育てることにもつながるのである。

ポジティブ・ディシプリン

ポジティブ・ディシプリンとは
世界36カ国以上で普及している親を支援するプログラム。

4つの柱があります。
①長期的な目標を決める
我が子にどんな風に育って欲しいかを決める
②暖かさを与え、枠組みを示す
抱きしめる、一緒に笑う、好きと言う、話を聴く
ルールについて話し合い、子どもの話を聴く
子どもが意思決定するための情報を与える
③子どもを理解する
発達段階や気質による子どもの言動を理解しようとする。

④課題を解決
①②③を土台に日常の「困った」ことへの解決策を整理していく。

期待のハードルが高すぎる?

ポジティブ・ディシプリン開発者のデュラント博士の子育てで大切なこと
それは、子どもへの理解がなされていること。スウェーデンでは電車やレストランに子どもが遊べるスペースが設けられている。
子どもをどうやって静かにするかを考えるのではなく
子どもは遊ぶものと考えて必要な備えをしている。

例えば、片付けをしない。
親御さんのハードルは「きちんと片付けをすること」
しかし、「まだ片付けの仕方がわからない」のかもしれません。
こういう時は大人も困るが、子どもも困っている。

子どもの発育発達を知り、「自分の期待のハードルは子どもに合っているかな?」と時々考えることが大切である。

もやしの考えプラス

社会での「忙しさ」が子どもに対する「困った」が起こりやすくなる要因の一つ。
社会はなかなか変えられない。まずは自分の家庭から。

まずは、日々の当たり前から見直してはどうだろうか。
おかずは3品作る。9時までに寝かしつけないといけない。親としてちゃんとしないといけない。
自分の大切にしたいことを少し絞って、少なくすることで
自分やパートナー、子どもにゆとりが生まれることで、結果的に自分も子どもも「自己肯定感」が高まり、子どもはすくすくと育つのではないだろうか。

ここは譲れない。けどこれはまぁいいか。と手放す勇気が必要である。

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