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相互依存にしまくろう!

わたくし、もやしの自己紹介

わたくし、もやしの勤めるオルタナティブスクールは子どもがやりたいことをやる珍しい学校。3歳から12歳の子どもが毎日通っている。
・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う
を大切に記事を書いていきます。

「子どもへのまなざし」佐々木正美


佐々木正美は日本の児童精神科医で、「子どもへのまなざし」の著者。子どもの心の健康と発達に関する専門知識をわかりやすく伝え、啓発活動も行う。子どもの幸福と心の健康に貢献するため、著書やメディア出演、講演活動を通じて情報を広めている方。 

子どもに依存する孤独な親

人間は本来依存関係の傾向がある。家庭内で夫婦で相互依存できない人は別のところで依存するようになる。
他の異性に、アルコール、賭け事、ショッピングなどに依存するようになる。
しかし、それができない人は子どもに依存するようになる。
子どもの成長や学力の偏差値、習い事の技能とか親の思い通りに育つことに依存する。そして精神的に満たされようとする。
子供が思い通りに行かない時に、深い悲しみを感じたり、腹が立ってしまいます。
子どもに依存することは、子ども自身が成長に敏感になり、親の顔色に敏感になり主体的な行動が取れなくなります。
夫婦関係が良ければ、子どもに依存する必要がなく、子どもも安心して親に依存できるようになる。

思い通りに行かない子ども

幼い子供というのは思い通りに行かないことの方が多い。よく泣くし、おねしょはするし、聞き分けはないし親の思い通りにならないもの。
そんな時にお母さんに対して「不安やいらだちを持ってはいけません」とは言いません。
お母さんの不安をどのようにしたら取り除けるかを考えます。
たとえば、私は「心配なことがあったらいつでも電話してきてください。知り合いの専門家もいるので助けられると思います。」と伝えます。
実際はいつでもたくさん電話がかかってくることはありませんが、それを聞いたお母さんはいつでも相談できる人がいると安心する。
その安心感は医者だけでなく、夫婦間やお隣さんでもよい。
そんな気持ちが、育児不安なんかをもっと少なくすると思います。

もやしのかんがえ

佐々木正美さんの考えで、夫婦関係の大切さとを説いている。
それに加えて、隣人にも少し触れているが、私の考えとしては
相互依存関係を多方面に作ることが大切なのではないだろうか。
依存と聞くと、依存相手がいないと生きていけない。何もできなくなる。というイメージがある。私にもある。しかし、その相互依存相手が10人いれば、1人との関係がうまくいかなくても、残りの9人と関係を作っていけば良い。
(それは依存の言葉のイメージとは離れてしまうかもしてないが。)

お世話になっている心理カウンセラーの先生が
「信頼とは甘えである。」とおっしゃていた。それに近いものを感じた。
依存、甘え、それは信頼。そしてそれが片方からではなく、相互になされている。

誰も1人では生きていけない。だからこそ、信頼できる人を作って、互いに依存して、甘え合う。そんな関係ができることで結果的に自立した自分が見えてくるような気がする。

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