ジンクスを信じるようになったきっかけ
ジンクスという言葉を使ったことがあるだろうか?
日本では、いい意味で捉えられることが多い。
ゲン担ぎ、縁起がいいという意味で使われる。
調べると、ジンクスというのは立派なカタカナ外来語のようだ。
反対に、外国では悪いことが起きるとされる事柄のことを指す。
もちろん私は前者の意味で使っていた。
信じるようになったきっかけは小学5年生のときだった。
当時お気に入りの、四つ葉のクローバーのプリントが胸の辺りに施されたカーディガンをよく着ていた。
このカーディガンを着ているとなんだか良いことが起こるような気がしていたのである。
授業で先生に褒められたり、好きな人の隣になれたり、
友達になりたいんだけど!と言って声をかけてもらったり。
(友達になりたいから素直に声をかけることができる小学生っていいなぁ)
着て行った日には、1日の中で何かしら幸せを運んで来てくれたのである。
小学生ながらに、「もしかしたらこのカーディガンのおかげ…?」と思い始めた頃には、ジンクスを信じきっていた。
ただ、私はひとつ心配していた。
カーディガンが幸せを運んでくれる回数には上限があって、
そのうち効き目がなくなってしまうのではないかということを。
だから週に1回だけ、着て行くことにしていた。
今日は、良い日になってほしい!そう思う日だけに。
今考えると小学生って、毎日がイベント事のような新鮮さがあったなと、思う。
その目まぐるしく過ぎる毎日の中で今日だけは!という日を決めていた私。なんか可愛いな。
ジンクスを信じていたからこそ、訪れた幸運もあったのだろう。
今でもなお、占いを(良いところだけ)信じてみたり、
ジンクスを気にしてみたり。
それで必ず何でも叶う訳ではないけれど、
もしかしたら大丈夫って後押ししてもらいたいだけなのかもしれないな。
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