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#31...カーボンニュートラル

はじめに

一昔前からカーボンニュートラルという言葉を耳にするようになって、『なんか地球温暖化してるから、二酸化炭素を減らそう的なことかな。個人で頑張れる範囲でやろうね、とかそんな努力義務かな』くらいに思ってた。
今回、勤め先の方針で会社としての活動も本格化することになり、その活動に関わらせてもらう機会ができたことで、自分の認識が改まった。
自分の知ったことをoutputしてみたいと思う。

世界的な動き

まず、基本的には地球温暖化って昔から言われてたから、今更何でカーボンニュートラルとか声高に言うのかな?と疑問をもってた。
1997年に京都議定書が設けられ、各国で温室効果ガスの排出減らそう!って動き出してることとの関係がピンときてなかった。
どうやら、京都議定書で定められたことは、先進国にとって非常に負担が大きくて、これから経済的に成長していくことが見込まれる国には余り影響しない動き方だったらしい。
だから、アメリカがその動きから退いて、決められたこともある程度守られたものの、勢いは萎んでしまったということみたい。

改めて、2015年にパリ協定が認められた。
これは、前回のニノ轍を踏まないように、世界各国が同じように努力することが定められた。
何でそこまでみんなが協力するようになったのか、というと、温暖化の原因がはっきりしてきたからだと私は解釈した。
これまでは、地球は温暖化してるけど、それは自然的なものかもしれなしいし、人類の経済活動のせいかもしれない、という曖昧な状態だった。
それが、いよいよ人類の経済活動に由来することは間違いない、という結論になったのと、このまま行けば2100年には平均気温が1.5〜2℃上がるし、何も対策しないともっと上がる。
そうしたら、人類に相当の痛みを伴う環境の変化が起こると予見されている。
自分の子供たち、孫たちに、住み良い環境を残そう、というのが目的なんだろうな、と思う。
そのリミットがパリ協定で定められた。
2030年には半減させて、2050年にはカーボンニュートラル。
これが世界的な共通目標になった。

じゃあ何する?

温室効果ガス減らして、2030年までに約半減、2050年にはカーボンニュートラル(排出と吸収で相殺して実質ゼロ)を目指しましょう、は納得。
じゃあ、どうやって?が謎。

個人もそうだけど、まずは企業から動きましょうというのが日本的な動き方かな、と思ってる。
企業として、どのように活動していくか。

  1. 現状把握

  2. 目標設定

  3. 削減活動

  4. 結果の公表

こういう流れで活動することが推奨されている。 
個人的には、上記は理解できるし納得なんだけど、企業内で本気出す人が限られる動きだよな、と思う。
結局、意識高い系の一部の人が頑張る。
そういう活動の進め方。

なので、もう一つ、社内全体が『排出量減らさないといけないな』と思ってもらえる仕掛けが必要。

そのためには、会社とか事務所という、自分の評価に直結しなさそうな単位で把握するんじゃなくて、もっと身近な単位で把握するといいのでは?と思う。
自分たちのチームに目標が設定されて、それが評価の一部になれば本気になりそう。

今何やってる?

今、やってることは現状把握のツールを入れて、世界的なルールに基づいたカテゴリで可視化することをしてる。
ただ、やりたいことが、基本的な流れと違うので、既存の市販品では使い勝手が悪いのかもしれない。
要は、本来は会社単位とか、事務所単位というレベルで可視化することを、もっと細かなグループとか課の単位でやろうとしてるので、そこそこの規模の会社だと取り扱うデータ量がめちゃ増える。
組織も流動的に変わるので、マスタ管理が煩雑になる。
この辺をどう解決するか、を考えてる。

プラス、部門の業績への連動。
たまたま部門ごとに収入と支出を把握できる仕組みがあるので、そこに排出量に応じた負担を各部門にしてもらうことで、削減活動の原資にしつつ、部門のモチベーションにできるのでは?と考えて、仕組みの検討中。

こういう動きをしていこうと思っている。

今日のoutputはここまでです。
outputを習慣化して、自分の頭をスッキリさせて今日も元気に働こう!

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