LINEとnoteを経て、スマートバンクに入社した理由
ずっとIT業界にいて30代後半にもなると、よくこんな話がでる。
20代はがむしゃらにやってきた。30代は得意分野を活かしてきた。じゃあ、40代はどんな働き方をすればいいの?全く予想できないよね。と。
目立っている先輩たちは、役員とか事業部長とかになるか、起業か独立をしている。そのどちらにもならなそうな一般社員は、どんなキャリアを描くのか想像つかないのだ。
私も今年でIT業界15年目の40歳。
この1年、すごく悩んだ。
もうがむしゃらには働ける自信ないし、自分の得意分野はほかの人のほうが優秀な気がする。この歳でマネジメント経験の浅い自分を採る会社はないかもしれない。
長いおやすみをもらって、一人旅をして考えたりもした。
出した結論として、もう一度、人々の習慣が変わるようなwebサービスに早い段階から関わりたいと思った。
そうして私は株式会社スマートバンクを選んだ。
noteでもらった宝物を背負って
約4年半在籍したnote株式会社で得られたものは、どれも宝物である。
世の中にはすばらしいクリエイターがたくさんいること。
創作は、人々の生きるチカラになること。
生活のなかの工夫はすべて、そのひとが生んだ素晴らしい創作であること。
そして、創作を本気で応援したいと思っている会社があること。
コロナ禍のはじまりと共に入社し、サービス急成長のど真ん中で山あり谷ありの経験をした。経営陣や先輩から生涯のまなびを得て、生涯の友人と呼べる最高の同僚たちと出会い、大好きなクリエイターのみなさんから愛と創作のすばらしさをいただくことができた。
note社に入ってよかった。みなさんありがとうございました。ずっとずっと大好きで、推しです。
ヒットサービスを生む会社の共通点
転職報告をすると、みんなから「スタートアップに行くの?なんで!?」と言われる。
しかし私のなかでは過去の経歴からつながって、ここにたどりついた納得感がある。
新卒でのPR代理店を経て、2009年に入ったネイバージャパン。Google, Yahoo!ともちがう「第三の検索」を日本に作ろうとする会社だった。
そこで一番ヒットしたサービスが「NAVERまとめ」。
「NAVERまとめ」は、当時のネット検索の課題を解決すべく作られた検索サービス「NAVER」の機能のひとつ。ユーザー自らが情報をキュレーションする機能がヒットした。その後、他社からもキュレーション系サービスがたくさん生まれることになる。
スマートフォンが一気に普及した2011年に出したのが「LINE」。様々なwebサービスを作っているなかのひとつだった。
↑リリース当時に書いた公式ブログ。懐かしい。
LINEは、もう説明不要なくらいに、人々のコミュニケーションを変えた。
たくさんの試行錯誤のなかで生まれた上記2つのヒットサービスだが、初期から携わってきた私が思うヒットの理由は、
ユーザーの声や生活者の実態を重視してきたこと
世の中の必然的な流れを活かしたこと
攻めるときのスピードの速さ
だと思っている。
noteも、この3つがあるから入社した。
それに加えて、圧倒的なクリエイターファーストの視点に基づいたプロダクトがある。
非常にシンプルなUXのなかで、プロダクトのどこを切り取っても"noteらしさ"がある。1ピクセル単位までこだわる、確固たるブランドの思想=「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」があり、それを形にできる各プロフェッショナルがいるからである。
スマートバンクは、LINEとnoteにあるすべてを実現できる要素が備わっている。だから入社を決めた。
日本初のフリマアプリ「FRIL」を生み出し、悔しい経験もして大きな学びを得た創業メンバー3人が、再びチャレンジしている会社。私と同じ年齢である3人の本気と、徹底的なN1リサーチをもとにしたノウハウ、強いパーパスに共感して集まったプロフェッショナルのみなさん。その一員として、自分もパワーを注ぎたいと思った。
IT企業の一般社員は40代をどう生きるか
個人のキャリア面では、40代を、20代30代の経験や学びを総合的に活かしながら自分のスタイルを確立する年にしていきたいと思った。
LINEとnoteでは偉大な上司や経営陣の大きな判断のもと、主に実行部分を担ってきた。イチから自分で考えたときに、彼らのような判断ができるのか?できるか分からないけど、やれるようになりたかった。
採用側からすると、確実にできる自信があるひとを採るとおもう。でも、面接で代表の堀井翔太さんに思い切って伝えてみたら「それはおもしろい。ぜひうちでそのチャレンジをしてほしい」と言ってもらえた。懸けてもらえた嬉しさと同時に、ものすごいプレッシャーである。
人々の習慣、そして文化を変えるプロダクト
IT企業で働く会社を選ぶとき、プロダクトへの共感性は重要である。
スマートバンクのプロダクト「B/43(ビーヨンサン)」は家計簿プリカというフィンテック領域のサービス。私は正直、フィンテックにすごく興味がある!というタイプではない。
そんな私がなぜこの会社を選んだのかというと、フィンテックという領域の話ではなく、人々の習慣をよい方向に変える可能性があるからである。
スマートバンクのビジョンはこちら。
人が生きている限り、お金は必ず必要である。
また、一人暮らしでも、誰かと一緒に暮らす場合でも、お金の問題は他人とでも家族間でも大事な問題である。
大小の差はあれど、お金の悩みが無いひとはこの世にいないのだ。
それに、お金の悩みの解決=節約と思われがちだが、本来はそうでなく、好きなことにお金を使える状態にして人生を幸せに生きることができるようにしたいのだ。
「ただの家計簿アプリでしょ」と思っていたら大間違いである。
「NAVERまとめ」が検索の課題を解決した。
「LINE」がコミュニケーションの課題を解決した。
「note」が創作の課題を解決した。
スマートバンクは、お金の課題を解決しようとしている。
あらゆる人の生活に関わる「お金」の扱い方が変われば、ひとの習慣が変わり、それが世に広まることで文化が変わる。本気でそこをやろうとしているし、できると信じている。
ユーザー視点を強みにしたPRパーソンへ
スマートバンクでの私の職種はPR(広報)である。
これまでPRチームには所属しつつも、SNSやコミュニティなどを主戦場としてやってきた私としては、あらためて勉強しながらやっていく領域である。
新卒から2年間PR会社にいたけれど、そこでは下っ端として眼の前のことをこなしていた。ネイバージャパンに入社した時点でも、Twitterと公式ブログの運用、イベント運営がメインだった。
だから不安もあるけれど、これまでたくさんのユーザーと直接コミュニケーションをして、2009年からずっと狂気的にエゴサをしてきた。だからこそできるユーザー視点を強みにしたPRができる。
PR(Public Relations)の定義は、あらゆるステークホルダーと良好な関係性を築くこと。ステークホルダーには、ユーザー、メディア、取引先、投資家、社員など様々な関係性が含まれる。
しかし、そのどれもがユーザーになりえる人たち。
メディアの人も投資家も、魅力を感じたら使ってくれて、良いプロダクトなら使い続けてファンになってくれるはずである。
そう考えれば、相手によってコミュニケーションのアプローチはちがえど、最終ゴールは同じところに集約されるのだとおもう。プロダクトの魅力を正しく伝えて、使ってもらい、愛してもらう。これに尽きる。
PRのポジションは、正社員としては現在私ひとり。
PRパーソンのみなさんへ。あらためてPRのお勉強や交流を増やしたいので、そういう場があればぜひお声がけください!
あと、これから先、プロダクトの成長にともない仲間を募集する日が来るはずなのでスマートバンクのことを頭の片隅に置いておいてください。
2024.11.12追記
本日、スマートバンクは40.8億円の資金調達を実施しました!
お金の悩みを解決する未来にむけて、全力でプロダクト作りを加速していきます。本気です。
仲間が足りませんので大募集中してます!特に、エンジニア、PM、デザイナー、マーケティング!他部署も。
興味があれば私でもいいのでご連絡ください。