医学部の中間テストといえば、CBTとOSCEでしょう。CBTはただ問題を解いていくだけですが、OSCEでは、臨床技能を評価します。
落ちることはないと言われている試験ですが、良い評価を取るに越したことはないですよね。
そこで、OSCEではどんなことをするのか?ポイントはどこなのか?を学校での実習で言われたことをメモしました。
今回は、直腸診、小児科、婦人科の診察についてです。
1.直腸診・前立腺触診
まずは、実際の流れです。
*直腸診は一人で行うとトラブルになるので、他のスタッフが同席の上で行う。
直腸診で見るポイントは、
・癌の大きさ
・凹凸があるかどうか(進行期では凹んでいることが多い)
・ポリープは有茎性かドーム型か
*前立腺触診は横ではなく、仰向けでおこなってもらうこともある。
前立腺触診で見るポイントは、
・大きさ(正常は触れない~くるみ大)
・硬さ(正常は弾性:軟、癌だと硬や石様硬)
・圧痛があるか(正常は圧痛なし)
70歳以上では前立腺は萎縮してほとんど触知しない。
他には、表面が凹凸かどうかなどを見る。
2.小児の診察
まず、全体の流れです。
*顔を触られると、泣くことが多いので、顔の診察は最後に行う。初めから泣いている場合は、聴診することができないのであきらめる。
3.婦人科診察
まず、全体の流れです。
*内診は行わない場合もある。