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だから音楽とか絵とかがいつまで経っても人間を魅了する。逆に言葉を持たない動物にはそれらの感動は理解できない。不思議だね。

免許をとって2年弱、バンドの車で2時間高速を走っただけで運転する側の気持ちが少しづつわかってきた。事故起こしたら全部が台無しになるし、そもそもバンドどころか全員の人生も変えてしまうとか。そんなことを大袈裟じゃなく考えたりして。

「一緒に乗ってる人や周りの車を不安にさせる運転手は運転が下手だ」とトミちゃんに教わってなるほどなと思った。ドライブテクニックどうこうの前にちゃんと安心させられるかどうかが一番大事なんだって!もちろんそこにはテクニックも必要だしね。なんかバンドのサウンドをささえてるドラマーらしい哲学だし、究極シンプルなところに答えを見出してる辺りかなり鋭い助言だったな。

人に助言する時って相手からしたらウザいだけかもしれないから遠慮してしまう。だから自分が助言を欲してる時は徹底的に「あなたの言葉が今欲しいんです」という態度で挑むようにしてる。逆に全然助言して欲しくないのに語ってこられたらお笑いで話を逸らす。

そういう意味でもお笑い能力が高い人ってコミュニケーション上手いんだろうな。欲しい会話だけ真剣になって、後は人を笑わせたり。結果全部有意義な時間。

コミュニケーションにこだわり過ぎると沼に陥る。そもそも「言葉」と「時間の流れ」と「心」というものはバラバラだから思った事や浮かんだ事を言葉にしてる時点で既にもう遅い。「心」に浮かぶのは一緒だ。それを言葉にして一言一言話して行くなんて実際ナンセンス極まりない。遅過ぎる。しかも相手の「心」も別に存在するわけだからもう無理ゲーである。終いには「感情」が出てきて怒ったり泣いたり喜んだりする。だからコミュニケーションにこだわり過ぎると沼に陥る。

だから音楽とか絵とかがいつまで経っても人間を魅了する。逆に言葉を持たない動物にはそれらの感動は理解できない。言葉を持ってる人間だからこそ言葉では表せない感覚に感動する。不思議だね。

最近不思議だなと感じるのは「怖い」という感情。子どもの頃はなんであんなにいろんな事が怖かったんだろう。夜ってだけで無性に怖くなったりしたし、ディズニーの映画とか何故かどれも怖かった。『ダンボ』のピンクの象とかめっちゃ怖かった。息子(1)はEテレの『みいつけた!』に出てくる骨の椅子のキャラクターのホネーキンさんが怖くて仕方ないみたいだ。ホネーキンが出てくるとぼくの膝に顔を埋めて番組が終わるのを待ってる。

めっちゃ怖い演出とかないのに子どもって直感で「怖い!」て感じたりするのかな。これまた不思議だ。

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