激甘グレードジムへの怒りが収まらない男

先日こういう記事を書いた者なんですけど、

未だに怒りが収まりませーん。あの時は文章とかあまり書いたことないし勝手がわからなかったので「好きじゃない」と表現したのですが普通に嫌いでーす。激甘ジムもそれを取り巻く環境も嫌いでーす。

レガシーなジムが好きなんで傾倒した意見にはなるんですが、まずは一部のジムにはボルダリングジムじゃなくてスポーツクライミングジムを名乗って欲しいんですよ。

僕的にはボルダリングをスポーツとしてパッケージングしたものがスポーツクライミングで、元々ボルダリングが持っているマインドとは少し異なるものだと思っているんです。

ちょっと昔まで外岩ありきで、そのためのトレーニングや調整をするのがボルダリングジムみたいな人が多くなかったですか?ボルダリング自体がもっと「冒険」とか「挑戦」に近いモノだったと思うんですよ。

だからジムでも細かいホールドを使った渋い課題が多かったし、今ほど派手な動きをする課題はなかったと思います。今ではコーディネーション課題とかボルダリングの代名詞みたいな感じになってますけど、外岩でそんな動きする課題なんてほとんどないし、どちらかと言えばスポーツクライミングの代名詞って感じですよね。

まぁボルダリングとスポーツクライミングの差別化が大事とかじゃなくて、新しい価値観とか知識が古いものに侵食してごちゃごちゃになるのが嫌なんです。元々あった価値基準に新しいものが積み上がって行って欲しい。それができないなら扱いだけでも別物にしてほしい。

なんだろう一部のジムは良くも悪くもファッション感覚が強いと言うか、元々のボルダリングの持つマインドとは相容れない要素があると言うか、ラーメンとラーメン二郎みたいな感じ?ラーメン二郎はラーメンじゃなくて二郎と言う食べ物だよ的な?これに関しては好き嫌いの問題であって優劣はないですよ。

(引用元:漫画「鬼滅の刃」12巻)

そこへ来て激甘グレーディングのジムですよ。これはこれまでの積み重ねを無視した環境破壊以外の何物でもないし、それが集客=金儲けのためだとしたら本当にあり得ないですよ。まぁ、そこまでのジムがあったとしてそれもスポーツクライミングジムと言うカテゴリに放り込んでしまうのもどうかとは思いますけど。少なくともボルダリングジムを名乗って欲しくないですね。

グレーディングが甘いって言う事実を口にしただけで激甘ジムの常連に「グレードばかり気にして哀れ」みたいに言われましたしね。客層もなんなの。輩か。そんで、どの口が?って感じですよ。その場で「哀れなのはお前だボケー!」つって全裸になってやろうかと思いましたもん。

グレードを気にしてるのはそっちだろ。SNSで「段課題完登した!」とか言って完登動画あげたりとかさ。そのジムがグレーディングを動物さんにしたとして、下からネズミさん、ネコさん、イヌさんと来て段に相当するグレードがゾウさんだったら「ゾウさん課題完登しました!ぱお~ん!」つって同じようにSNSに動画上げるのかよ。

あげないだろ。段課題を登って、それを周知したい「俺は段クライマーだ!見てくれ!」って言う気持ちがあるから発信するんじゃないの?

もうさ「そういう奴とかジムは放っておけ」とか「嫌なら見るな」みたいに言われるだろうけど違うんですよ。実際に激甘ジムがあって、その存在をSNSで知った人間がそこに集まることで経営が悪化するジムだってあるんじゃないですか?それが好きなジムだったら居た堪れないから言ってるんですよ。

原因が他のところにあったとしても実際クローズするジムが増えてますし、老舗のジムや先駆者の方々が元気なうちに業界全体の正常化と言うか皆の「あの頃は良かった」と言う記憶の上にこれからが積み上がって行くようになって欲しいんですよ。

だから激甘グレーディングのジムは是正するか独自グレード表記にして欲しいんです。で、看板もラーメン二郎にしてもらって、それで全部解決なんですわ。

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