一方その頃グレード激辛ジムは

基本的にグレード感が甘いとそれだけで人は集まると思うんですよ。逆に辛いだけだと人は寄り付かなくなります。知ってます。知ってるんです。後者のようなジムを。

愛のない課題、と言うか難易度を危険度と履き違えているような課題を作って「これは5級」って。ごごごご5級!?ノーハンドでこんないつ足が滑ってもおかしくないボテを歩かせておいて5級!?

と言うかそのジムのスタッフは非常に横柄でして、小柄で160cmほどの男性なのですが「俺はでかいクライマーを滅する課題を作る」と公言しリーチクライマーを駆逐するためにホールドを掴む手まで指定するような人間です。ホールドに「このホールドは右手限定」とか書いてあるの。リーチクライマーだけが苦労するように。で、わざと5級とか4級とかつけるの。それを見てほくそ笑んでる。

(引用元:漫画「キングダム」48巻)

まぁそんな感じのジムなので現在は順調に廃れていっています。自然の摂理ですね。

グレードが激辛でも愛されているジムもありますね。それ自体がブランドとして機能しているような、それこそグレードに関係なく課題が面白い。愛がある。スタッフも人柄が良くて、その人に客がついてるみたいなこともあったりして。まぁ自然と強者が集まるので初心者はちょっと入りづらいかもしれませんが、ジムとしての基盤は強固。

グレード感が辛い分にはいいと思うんですよ。本当にそれだけだったら淘汰されるだけだと思うし、無責任に段クライマーを生み出すような環境破壊にも繋がらないから。

激甘ジムはそもそもずるいんですよ。冒頭でも書いたんですが、グレード感が甘かったらそれだけで人が集まるもん。「あそこのジムなら初段登れるぜ」って、それを目的にする人がいるもん。「TOEIC950点です!This is a pen!」みたいな人間が増えたらどうするんですか。人が集まればジムは潤うし、クライマーも高グレードが登れてwin-winなんですか?いや本当に環境破壊だと思うよ。

グレードを適正に保とうと苦心しているセッターがいる一方で無責任なグレードをつけているセッターがいることに腹が立つし、段クライマーが量産されていることにモヤモヤするわ。

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