見出し画像

完食チャンスと声かけ【味覚過敏】

小学校勤務だけど、今はお弁当持参で過ごしている。
学校給食は、自分が何で出来ていて、世界にはどんな食材があって、自分は何を食べてどう感じるのかを知る、練習・経験の場だったなと改めて思う。

出身地域の給食は、パンの大きさが小さくなったくらいで、私が小中学生の頃とあまり変わっていない。

試しに、要らなくなった月の献立表を持ち帰り、感覚過敏で食べられないものが多い私でも完食できるメニューがあるかを調べてみた。

結果1ヶ月に1日あれば良い方だった。
確かに、月に一度の完食チャンス、
「今日完食できたよ!」って家に帰って報告できるの、嬉しかったなーっと当時を振り返る。

今の子どもたちも、苦手なものにチャレンジしたり、牛乳は諦めていたり、周りの友達に触発されて、一口だけ食べてみたり、結果最後まで食べられたり…
思い思いに給食に向き合っている。

食器の返却の時に先生が、
お皿に残っているときには何か言ってくるのに、完食した日には何も言われなかった。
と教えてくれた子がいた。 

残すことに罪悪感や劣等感を抱いている子は多い。
沢山食べたね、色んなもの食べたね。食べられて良かったね!
言ってもらいたかったんだろうなと思う。

今、食べることができるものを食べる。
それは子供でも大人でも、年を取っても、
生きていくためにとても大事なこと。

味覚も発達段階。
いつ食べられるようになってもおかしくないから、
今は苦手、でもいつか食べられるかも。
と言うスタンスで小学校生活は児童も先生も見守って欲しいなと思う。

私自身、触覚過敏で食べられないものも、
体調の悪化で増えるなら、逆もあるんじゃないかな?
と淡い期待を頭の片隅に置きながら生活している。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?