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不意の明暗で世界が揺れる【視覚過敏】

中学生だったか、高校生だったか、新体操の練習中の、先生に演技を見てもらっていた時。
たぶん体育館を管理している人が照明のスイッチを押し間違えたんだと思う。
一瞬電気が消えて、すぐに点いた。
周りのみんなは気にしていなかったみたいだけど、
音が聞こえなくなるような、視界が暗くなったようなチカチカしたような…自分が立っているか分からなくなった。

練習中は練習に集中なタイプだったので、
ぐわっと吐き気が来たけれど、
(え、今一瞬電気消えたよね!?)
(みんな平然としてる!?)
と思いながら練習を続けた。

明暗に慣れるまでに時間がかかると言うより、
人より光刺激を受容する速度が速いので、
身体が全力で暗さに対応しようとしながら全力で明るさに対応しようとしてしまったのだと思う。

こういう場面にまた遭ったら、
座って目をつぶって落ち着くのを待つか、
体力に余力があるのなら気力で頑張るかの
どちらかだと思う。

光の受容速度が速いタイプの視覚過敏なのなら、
こういうことも起こり得るかも
と思っておくと、気が楽かも。

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