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空間=わたし

すべてはフラクタルだ。


フラクタル構造とは、

ある切り取った一部は全体に相似している、

という概念だ。




空間(部屋、車の中、カバン、クローゼットの中etc)

=頭の中の思考

=感情

=時間の使い方

=お金

=というか全部



私はいま現在、掃除の鬼だ。(昔は世界一だらしがなかった)



整理整頓、清潔に保つことがこの上ない喜びだ。空間に愛情を注いでいる。


リビングの照明、ダイニングテーブルを近々変える予定。今はベランダガーデンと子供部屋の秘密基地づくりを計画中。わくわく



この家の中の物なにひとつを取ってもムダな物はない。

これどうしよう?、いつ使うっけ?どこに置こう?と一瞬でも迷う物は即、捨てる。

迷う、ということは要らないもの。



宙ぶらりんな存在=不要

である。

わたしにとって、掃除というものにグラデーションはない。

0か100かだ。

なんとなくキレイにしておく、サッパリしている感じにしておく、というのはゴミ屋敷とおなじだ。



1%も残すところなく私が管理している、という、

空間と、

・相思相愛なかんじ
・手中にあるかんじ
・私と一体となっているかんじ
・ズレがないかんじ

がたまらなく好きなのだ。



保留、がない状態。


「とりあえず」というごまかしがないという潔い感じ。自分に対して正直でいるかんじ。




空間のすべてを知っていて、植物の葉の一枚一枚にすらも愛情を持っていて様子を見逃さない。

コンロ、排水溝の中、ドアのサッシ、ソファの下、どこをとっても常にツルツルピカピカだ。

わたしは、以前は自分はだらしがない、掃除ができない人間、だと思いこんでいた。


東京に一人暮らししていた時は母が訪れる度にせっせと掃除をして帰っていった。

ある時はアパートの友達たちが集まって掃除をしてくれたりした。

当時の彼氏が掃除してくれていたりした。

姉が来て掃除をしてくれた。

掃除、となると手が動かない。なにをどうすればいいの?

って固まってしまう。

それもそのはず。あの時のわたしは、すべてをなんとなく生きてたから。



物ひとつひとつに、なんのこだわりもない。

この空間のことなにも知らない。物も。なんとなくある、よく知らない、わからない物たち。私が選んだんじゃない。

姉が勧めてくれた物。
人から貰ったもの。
お母さんが 揃えてくれた物。
なんとなく部屋ってこんな感じでしょ?って買った物。
すごく便利らしい物。


私のトキメク心が選んだ物がなにひとつない。


私のほんとうの心からしたら見知らぬ物たちばかりに囲まれて、責任を持つ気にはなれない。


というか、こだわっていいなんて知らなかった。

タッパーひとつ、家具ひとつ、シャツひとつとっても、魂から納得のいくまで考え抜き、自分のトキメキが全身全霊でこれだよ!!!!と言うまで待っていい、なんて知らなかった。



そうやって、自分が人生の舵を取ってすべてを決めていいだなんて、知らなかった。



そのスイッチが入って以降、わたしは整理整頓、掃除の鬼となった。


今はおばあちゃんに貸したタッパーが返ってこないことを気にしているくらい、すべての物たちを愛おしく思い、大切に扱っている。

空間を自分でマネジメントし始めてから、
ものすごいスピードでいろいろな点と点が繋がりはじめ、言葉にならないものがズドーンと落ちてきた。


空間を管理することは、すべてに通ずる。


すべて、わたしが引き受ける。

この覚悟だ。

それも、いやいやではなく、

大喜びで。

あますところなく全身で受け止めれば受け止めるほど、よろこびは大きくなる。

というか、すこしの引き受けは、超めんどくさいし、しんどい。

80%の引き受けは、なにも引き受けてないのとまったく同じ。

100パーセント引き受けてはじめて引受けたと言える。

空間に対して100パーセント責任を持つことは、自分に対して100パーセント責任をもつということ。


空間を磨き、少しの違和感をも見逃さず、心に聞きながら自分の心に沿わしていく。

心からの心地よさとトキメキに沿わしていく。選んで決めていく。


これをすると不思議とすべてが変わってくる。


生きる姿勢が変わる。マインドが変わる。
支払ったお金の細かい数字に向き合うことも怖くなくなり、すべてを手の上で転がしている感覚になっていく。

自分の感情や頭の中、時間の使い方、人間関係。

すべての鍵は「自分の心からの心地よさをとことんまで探す、妥協なく」

ということだ。

この類いのことはよく耳にすることだし、私ももちろん知識としては知っていた。



ただ、体験しないと絶対にわからない気づきがある。

私はいま、自分が本来はめちゃくちゃきれいずきで整理整頓が上手な人間だったんだ、って気づいた。

中途半端な環境の中で、許せなくてすべてを諦めてたんだ、と気づいた。
サジを投げていた。

潔癖過ぎるがあまりに。



空間というものは、わたしの内面とイコールだ。

そしてすべてはフラクタル。

感情、人間関係、お金、肌の調子、身体の骨格、髪の毛のツヤまで、すべてがイコールだ。

行き詰まったらまず空間を整えよう。

悩んだらまず空間に違和感がないかを探してみる。

あなたの内面がいま、この瞬間、すこやかな気持ちでリラックスしていて心地よさと満足感に満たされていたら、

それ以上の成功はないのだから。


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