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いつかジェンダーがフリーになる日まで

こちらのワダシノブさんのnoteを読んで……ああ、本当にこの言葉は呪いの言葉なんだなって改めて思った。

んで、ワダシノブさんのこの記事の共感ポイントは

「自分の見た目に気を配るなんて、恥ずかしいことだとどんどん思うようになっていた。」

というところだ。その気分分かる……。ああ品評されたくない。男に生まれれば良かった。思春期の頃はずっとそう思っていた。

私もブスという呪いの言葉に関しての記事を以前書いていたので、貼っておくことにする。

もう気にしなくていいほどに自分がオバサンになってるのは本当に心から嬉しい。でも着飾ったり、綺麗にしたり、努力している人のことは素敵だって思う。それは本当そう。いいなって思う(自分はしないんだけど、それは単にそういう価値観、優先順位なだけである)。

でもそうでない人をそれだからって見た目でどうこういう時代ではもうないよね。

少年漫画を読んでいると、あ、いや少女漫画でもたまにあるんだけど、

「あ、この作品……ジェンダー的観点から見て無理、読めない」

と思うものがまぁ……ある。見た目の違い、腕力や体力の違いが男女であるのは間違いないわけで、そこはもうどうしようもない、特性なので。

でもその違いをもって相手を馬鹿にしたり、モノ扱いしたりするそぶりが少しでもあるともうダメだ……とは思う。美しいものに惹かれるというのはある種普遍的な反応に近いものだから別にいいけど、そういうのでない嫌さというのはなんとなくある。人として尊重されてない感じ、みたいのは。そういうのがちょっと苦手だ。性別による役割の決めつけも。

今朝、Jullietteさんが音声配信で作者の性別が気になりますか?という話をされていた。

私は普段は気にならない方なんだけど、少年漫画で好きな作家だなぁと思うと女性である率は高めかもしれない。勿論男性作家さんでも好きな人は沢山いるのでそういう方の作品はどういうのかなぁと考えてみると、差別やジェンダー的な問題について、実はとてもデリケートな配慮をされているのではないかなと思う。あるいはバランス感覚が良い方だと自然にされているのかもしれないけど。

逆に昔からある「少女小説」と呼ばれる分野でも男性作家さんだと肩身が狭いので名前を性別の分かりにくいものにして活動されている方もいらっしゃるというのをTwitterでみかけて、男女どちらにおいてもまだまだ世間の色眼鏡というのは大いにあるのだな、と感じる(その方はイベントや出版社で行われるパーティーなどにも顔も出せないそうだ)。

いずれにしても、どんな人も呪いから解き放たれろと願う。



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