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上司による部下のケア

社内のウォーキングキャンペーンに参加したものの、土日引きこもっていたら、あっという間に最下位手前まで転落したかねこです。
昨日の雪のような天候だと、ますます歩数は伸び悩みますね。

歩みはゆっくり

さて、不調を抱える社員の方がいた場合、上司や先輩の立場だと、みなさんはどのような対応をされますでしょうか。

基本ポイントは次の3つです。

①いつもと違う社員に気づく
②話を聴く
③専門家へつなぐ

職場のライン上にいる直属の上司、課長や部長など職場の管理監督者が、部下のいつもと違う様子にいち早く気づき、相談対応、職場環境改善などを務めること「ラインケア」といいますが、みなさんは、上司の次のような対応について、どのように考えられますでしょうか。

①治療のため数日欠勤すると聞いたので、業務からはずす
②休養が必要という診断書がでているのに、そのまま業務を継続させる
③休職中にも関わらず、業務の確認の連絡を入れる
④本人から休職中にできることはないかといわれ、仕事を指示する
⑤どのくらいで復帰できるか本人へ聞く
⑥本人へはやくもどってきてほしいと伝える
⑦休職中の本人と連絡をとらない
⑧人事との連携を健康管理部門にまかせる

上司の対応の一例

この対応をみて、「それはないだろう」もしくは、「何が問題なの?」、「意味がよくわからない」、「状況によるだろう」などなど、皆さん、様々なご意見やお考えがあろうかと思います。

①から⑧のいずれの対応も、よかれと思って対応していたとしても、本人の回復を阻む、もしくは、対応として適切でない要素が含まれています。
疾病性を踏まえた対応の必要性や、役割分担に基づく支援等が必要です。

これらの事例をベースに、お客様にラインケアを円滑にすすめていただくための研修を実施する予定です。

対応ポイントとして、次の3つを伝えたいと思っています。

①本人の意志を尊重しすぎない
②解決策を提示することに固執しない
③健康管理部門と連携する

上司と部下の双方向のコミュニケーションにより、何としてもラインケアを機能させていきたいと思います。

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