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健康経営FBシート分析

2023年、本格的に稼働していますが、なかなか、体も頭もついていかないかねこです。

さて、健康経営FBシートの構成について、前回のご紹介させていただきました。
FBの構成については、以下にお伝えしたとおりです。
自社内の経年変化や、業界、他社との比較ができ、振り返りができます。

FBシートが送付されるタイミングで、健康投資WGの議論資料として、今年の進捗や今後の方向性が公開されます。
分析にあたっては、こちらの内容を踏まえた議論が必要です。

WGの資料のトピックは、以下です。

健康経営度調査の配点の公開
産業保健のあり方に関する検討会
健康経営の健康経営施策の今後の展開
  ー 健康経営の可視化と質の向上
  ー 健康経営を支える産業の創出
健康経営度調査における安全衛生情報の開示項目
(抜粋)第7回健康投資ワーキンググループ資料

健康経営度調査票の項目に応じた加点割合とともに、各設問の配点が公開されています。
しかし自由記載欄や数値で回答する設問もありますので、獲得得点がすべて明確になるというものではありません。

あわせて、産業保健のあり方に関する検討会の進捗も紹介されています。
法令が整備された当初は想定されていなかった健康課題にどう対応していくのか、今のしくみでは十分とはいえないだろうといった、至極当たり前の内容が改めて議論されています。
あり方検討会が行われるということ自体が意味があることなのかもしれませんね。

そして健康経営の可視化は、特に業務パフォーマンスを測定する指標との関連分析をすすめていくこと、増え続けている健康経営を支える関連サービスの育成が示唆されています。

さらに、健康経営度調査における安全衛生情報の開示項目として、法令遵守・リスクマネジメントに該当する部分である、「長時間労働」「職業性ストレス」「労災事故」「有害要因による健康障害」に関する項目の設計が提案されています。
現行では大部分を誓約事項として記載している、健康経営を支える土台の部分をしっかり確認していこうという趣旨だと思います。

健康投資ワーキンググループでの議論内容を踏まえ、具体的に分析をすすめるにあたり、⑨具体的な健康課題への対応のスコアを活用すると、課題に対する対策が明確になります。
前年度より偏差値が下降した課題に対する施策の運用管理の徹底、効果検証、経年的KPIの設定による戦略的な展開についての検討材料としての活用が可能です。

第7回健康投資WG資料より抜粋

何はともあれ、まずは結果をしっかりと確認することから始めることが大切ですね。
お客様とともに令和4年度の健康経営を振り返るとともに、次なる戦略をしっかりと練っていきたいと思います!

出典:いらすとや

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