見出し画像

債務整理の方法は3つ。それぞれのデメリットも解説。

金田(カネダ)です!

前回の記事の続きで債務整理のデメリットのお話です(๑>◡<๑)

と、その前に、「債務整理ってなに?」ってところから、

債務整理は、クレジットカードやカードローンなどの負債を法的な整理をして、毎月の返済額を減らす方法です。
カード会社の協力の元、支払い残高を36回〜60回にしたり、そもそもの借金をゼロにしてしまいます。
債務整理にも種類があります。


債務整理は全部で3つ

自己破産・個人再生・任意整理と3つあります。
それぞれの特徴を解説します。

自己破産

借金がすべてなくなるのが自己破産。
ただし、借金がゼロになる代わりに、自分の財産もゼロになります。

換価財産があればそれも手放す必要があります。具体的には車とか住宅ですね。解約返戻金がある生命保険があれば、それも対象。
もちろん、貴金属も当てはまります。ゴルフ会員権も没収の対象です。

財産は、換金したのち債権者に配当という形で渡ります。

裁判所の手続きがあり、裁判所で免責が認められてはじめて借金がゼロになります。

自己破産のデメリット

  • 車や住宅を手放す必要ある

  • 官報に住所氏名が掲載される

  • 破産費用がかかる(20万円〜)

  • 新たなクレカを作ったり、ローンを組むことができない

  • 一部就けない仕事がある

車は査定額が20万円以下なら手もとに残しておくことができます。
官報は国の広報誌ですが、破産者だけではなく、債権者などいろんな人の破産情報が書かれています。

最近では「破産者マップ」も登場しましたね。
スマホのマップ上に、破産した人の住所氏名がピン留めされています。
こうしたもので身近な人に破産したことがバレる可能性も否めません。

就けない仕事は具体的には、、

士業、警備員、生命保険募集員、質屋など。
職業ではありませんが、相続の際の遺言執行者や後見人になることもできません。

ただし、業務に就けない期間は3ヶ月〜6ヶ月まで。
無事に裁判所から「破産OK」がでれば、また問題なく復職ができます^^

個人再生

個人再生は借金残高をググッと圧縮する整理方法です。
こちらも自己破産同様に、裁判所の手続き&官報の掲載必須。

ググッと圧縮がどんなものかと言いますと、500万円の借金なら5分の1程度になります。
細かくいうと、債務額によって圧縮率は変わりますが、概ね5分の1程度と見てもらってもよいでしょう。
100万円程度の小口の借金はその5分の1の20万円…にはなりません><

個人再生の大きな特徴としては住宅は残せるということ。
専門的な用語で「住宅資金貸付債権に関する特則」とか「住宅資金特別条項」というものです。
要するに、住宅ローンを抱えている人は、それを除いた借金が整理できますよ、ということです^^

個人再生のデメリット

  • 官報に住所氏名が掲載される

  • 個人再生費用がかかる(30万円〜)

  • 新たなカードを作ったり、ローンを組んだりができない

自己破産と違うのは、就けない職業があるかないか。
個人再生では破産のような制限はありません。

任意整理

任意整理は裁判所での手続きは不要で、すべて司法書士もしくは弁護士に丸投げして残債を36回〜60回に分割する整理方法です。

カード会社に協力のもと、支払い残高を分割してもらいます。
自己破産や個人再生とは違い、手元にカードを残すことができます。

(※といっても基本はすべてのカードを手続きに含めるのが推奨ですが、残債が少ない場合など整理しない方がいい場合があるときは除外する)

車や住宅ローンは、任意整理の手続きに含めなくてOK!
逆にいうと、車も家も持っている人は任意整理でいきましょ٩( 'ω' )و

任意整理のデメリット

  • 費用がかかる(1社2万円程度〜)

自己破産や個人再生のように、官報の掲載なし、裁判所の手続きもなし。
任意整理の手続きはすべて司法書士や弁護士に丸投げでOKです。

契約時に、手元のカードを渡して、あとは和解を待つだけ。あ、これはメリットでしたねw

本当、任意整理はそこまでデメリットはないです。
あるのは次でも詳しく解説しますが、金融ブラックになる(信用情報に傷がつく)だけ(´・ω・`)

債務整理の共通するデメリット

  • 金融ブラックになる(5年〜7年)

  • 手続きしたカードは今後使えなくなる

  • 保証人ありの契約は保証人に一括請求される

  • 一部、銀行口座が手続きの間、凍結する

こんなところでしょうか^^

借金に悩んだら、債務整理は強力な処方箋となること間違いなし!
けど、その代償として金融ブラックだったり、整理したカードが使えなくなったり、というのがあります。

奨学金がある人なんかは、自己破産や個人再生をすると保証人に請求がいくため、任意整理を選ぶことが多いですね。

今後、住宅や車をローンで買う予定だとか、クレジットカードでしか決済できないサービスを利用しているとか、ブラックになると不便になる可能性が高いです。

こうしたデメリット部分も把握して、債務整理を検討してみてくださいね。

★★★SNSやっております★★★
借金関連の情報を発信中٩( 'ω' )و
Twitter:https://twitter.com/kanagawa_legal
Instagram:https://www.instagram.com/kanagawa_legaloffice/
LINE:https://page.line.me/lud7387u?openQrModal=true
相談〜手続きの連絡はLINEで行います。

■任意整理チェッカー:https://saimuseiri-diagnosis.com/
「任意整理をしたら毎月の返済額はどれくらいになるのかな?」というニーズにお応えした減額診断!
匿名&無料で計算OK。そのまま依頼もできる便利仕様です٩( 'ω' )و

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?