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住宅購入を考えているけど、債務整理はまだしないほうがいい?

こんにちは。金田です!

2024年あけましておめでとうございます(遅いですね💦)。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年は暖冬ということもあり、自分の部屋はまだ暖房器具を使っておりません。節約になり、うれしいかぎりです。
(ただし、すごく乾燥してます💦)

さて、春も近づくと、お引越しを考える方も多いのではないでしょうか。
賃貸の更新が近づいている人もいるかもしれませんね。

弊所でも、債務整理の相談と合わせて
賃貸契約、家賃更新、住宅ローンに関するご質問をよく受けることがあります。

その中でも今回は、タイトルにもなっている
住宅購入を考えているけど、債務整理はまだしないほうがいい?
という点について考えていきましょう。


①債務整理後は住宅ローンは審査否決となる

債務整理をすると、ブラックリストとなります。
(そんなリストは存在しませんが、信用情報機関の事故情報の登録を俗称として「ブラックリスト」なんて言い方をされているだけです)

住宅ローンは審査が必要ですので、
信用情報機関にブラックの登録がされてしまう債務整理を行うと、もれなく審査は通りません。

ですので、住宅購入を考えている場合は、審査可否の観点でいえば、先に住宅ローンを申し込んでしまうのがベターとも言えます。

ただし、注意が必要です。
どういった点に注意が必要かは、次の②を見ていきましょう。

②債務整理前に住宅ローンを申し込むと、物件の選択肢が狭くなる

借金がある状態での住宅ローンの審査は、結構厳しいものがあります。

その理由が、「返済負担率」。

返済負担率とは、毎月の収入からどれくらいローンの返済負担があるか?といったものです。

月収25万円の人が、毎月5万円の返済負担があると、返済負担率は20%です。
月収30万円の人が、毎月10万円の返済負担があると、返済負担率は約33%です。

住宅ローンはこういった返済負担率も見ていきます。
金融機関によって差はありますが、返済負担率は30〜35%くらいが目安です。

が、理想としては20%前後に抑えるのがベターかもしれません。
(ちなみに、わたくしの家の住宅ローン返済負担率は16%です。)

この返済負担率には、住宅ローンの他、下記の返済も含まれます。

  • クレジットカードの割賦契約(分割やリボ)

  • 消費者金融の返済

  • 携帯電話の機種代分割

  • 各種ローン(ショッピングや銀行など)

例えば、月収30万円の人が毎月6万円を借金返済に充てているとします。この時点で返済負担率は20%です。

そうすると、仮に金融機関側で見る返済負担率が35%だとしたら、残り15%が住宅ローンで組める分となります。

金額にすると、45,000円ですね。

ん〜…45,000円ですと、欲しい物件が3,000万円であれば、頭金を投入するとか、親御さんに援助いただくとか、そういった形で住宅購入を考える必要がありますね。

こんな感じで、住宅ローン以外の毎月の返済負担が大きいと、それだけ購入できる物件の選択肢はかなり狭くなってしまいます。

まとめますと、住宅購入の前には限りなく負債はゼロにしていただいた方が、より良い物件が選びやすいのではないかなと、思います。

③住宅ローンについてるフリーローンで借金を整理する

住宅ローンには、同じ金利で利用できる使いみちを問わないフリーローンがあります。
「使いみちを問わない」なので、借金の返済に充てることもできます。
(家具家電の購入費用、引越し費用に使うイメージが強いです)

ただし、このフリーローンは総量規制であったり、保証料がかかる可能性こともあります。商品によって変わってくるので、金融機関の担当者にしっかり説明を受けてもらうと良いでしょう。

あと場合によっては、住宅ローンにくっついているフリーローンを利用する場合、後に個人再生の住宅ローン特則が利用できない…なんてこともありますので、頭の片隅に覚えておきましょう。

まとめ

マイホームの購入は、人生の三大出費のうちのひとつ。

一番は借金をゼロにして住宅購入に挑むこと。債務整理を検討している場合は、早めに着手することをおすすめします。

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