債務整理とおまとめローンの違いは？借金返済の選び方は？

2023年5月29日 22:00

金田です。

膨れ上がった借金を返済するのに効果的な方法が二つあります。

今回はこの2つを比較してみて、どちらが借金返済に効果的なのかチェックしていきましょう。

債務整理とは？

まずは債務整理について。

債務整理にはいくつか種類があります。

こんな感じです。
借金と収入の兼ね合いによって、どの手続き方法が良いのか、専門家の意見とご本人の希望に合わせて効果的な手続きを選んでいきます。

一括請求や裁判所から支払督促や訴状がきている状況でも、問題なく分割和解できるケースが多いです。
さすがに差押になったら覆すことはできませんが…。

そして、債務整理には以下のようなデメリットがあります。

こうしたペナルティを頭に入れておかなければなりません。

おまとめローンは、複数あるローンなどを一括にまとめる商品です。

例えばA社50万円、B社30万円、C社10万円って借りている状況で、おまとめローンに申し込みます。
負債は90万円なので、おまとめローンで90万円が借りられれば一撃でA社B社C社が完済します。
その後はおまとめローン側に返済します。つまり、返済が一本化します。

おまとめローンは、銀行系もしくは民間（アイフルなど）のいずれかがあります。
基本的におまとめローンの商品は金融会社側からローン会社に直接振り込まれることが多く、その後おまとめローンからの借入はできません（返済限定となる）。

メリットは3つ。返済の一本化。債務整理のデメリットである金融ブラックを回避する効果がある。多くのケースで金利や月々返済額が下がります。

デメリットは必ずしも希望額を借りられるワケではないということ。
先ほどの例で3社90万円ある状況でおまとめローンの申し込みをして、審査結果で50万円しか借りられない…なんてこともザラにあります。
こうなるとおまとめローンの恩恵は残念ながら受けられなくなります。

以上、これらを踏まえて、債務整理とおまとめローンのどちらが良いか考えていきましょう。

金融ブラックに大きなデメリットを感じられる場合は、まずはおまとめローンを選ぶと良いでしょう。
おまとめローンは、現在抱えている借金を、約定日に滞りなく払ってきているなら、審査に通る可能性が高いです。

逆に、返済に遅れが発生している場合は、すでに金融ブラックになっている可能性が高いため、おまとめローンを申し込んでも審査に通らない可能性あります。

債務整理の大きなデメリットは、金融ブラック。
もう一度言いますが、すでに滞納している人は金融ブラックになっている可能性が高いため、債務整理のデメリットをすでに経験しているということになります。
こういう人は、おまとめローンではなく債務整理をした方が良いでしょう。

今まで真面目に返済してきて、おまとめローンで返済が一本化できて、今後も絶対借りない意思が強い人は、おまとめローンが良いです。

ちなみに、おまとめローンで完済したカードなどは、実は解約しない限り再び使えるようになります。
「今後も絶対借りない意思が強い人」というのはそういうことです…。

すでに金融ブラックの人 → 債務整理
ホワイトな人で今後絶対借りない人 → おまとめローン

こんな感じですかね。
いずれの方法もデメリットがありますので、デメリットをよく理解した上で手続きを行うようにしましょう٩( ᐛ )و

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