189_スピードペアマッチ(ひらがなパズル)・・・一文字かくすだけで大違い!
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パズルというほどのものではないかもしれません。
でも、一文字が見えないということで、プレーヤー(学習者)の脳内活動は大きく変わります。もっも実際に脳内活動の変化を可視化する手立てはボクにはありませんが、「大違い」であることは確信できます。
A:「き」のカードを見て・聞いて、「きのこ」カードを見つける
B:「き」のカードを見て・聞いて、「?のこ」カードを見つける
かなり違いますよね。
どちらがよりよい教材といういのではなく、それぞれ効果が異なるということだと思います。
Aタイプは、「き」のみに着目します。「き」が判別できれば「のこ」は読めなくても構いません。ポジティブな見方をすれば、「き」に集中できます。もっとも、「きのこ」カードをタッチすると、「きのこ」と発音するので、「き」は「きのこ」の「き」として使えることは伝わりますね。
Bタイプは、「?のこ」の「?」を見つけるためには、「のこ」を読む必要があります。否が応でも「のこ」に目がいきます。すぐに「きのこ」が思いつかないと、いろいな文字を当てはめます。・・・・字が読みにくい子は、音を頼りにします。「?のこ」カードをタッチすると「きのこ」と発音し、また「き」をタッチすると「き」と発音します。※音の支援がいらない場合は、ボリュームを絞ってください。
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重要語句を「隠す」ということを利用した暗記学習は、昔からの定番です。
これからの学びは、暗記・再生型ではいけない! と言われますが、伝統的な手法を軽視していると、数年後に大きな反動が出てこないでしょうか?
ボクは従来型の学習法の良さをICTと結びつけられるといいなあと考えてWEB教材アプリを開発しています。
「隠す」・「音読」を柱としたこんなオリジナル教材もあります。これはスクラッチ教材ではありません。
ふせんをオフにすると
ふせんのオンオフをくりかえしながら、キーワードを定着させていき、目標は、「隠した」状態で、スラスラ音読できることです。
開き直ったくらいの「暗記再生型」ですよね。
予想通り、「これはいいね!」とか「これ使ったよ!」という声は、皆無です。
ご参考までに・・・
2022/02/05 カネッチ
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