大手メーカのエンジニアがnoteで情報発信を始めた理由~自分の名前で稼ぐ~

この 記事では、大手企業メーカでエンジニアとして働いている私がなぜnoteを始めたかという理由を書いています。

先に結論を申し上げるのですが、「とにかく自分の名前で稼ぎたい」と思うようになったというのが主な理由です。記事内では、そう思った経緯を、私の自己紹介や経歴等を含めてご説明しようと思っています。

1.プロフィール

自己紹介が遅れました。はじめまして、かね・ぽんと申します。26の歳になります。
MARCH大学院で機械系の専攻を修了しまして、現在は大手自動車メーカーのエンジニアとして、入社2年目の若手として働いています。あとは、副業としてフリーライターとしても活動しています。

本業でやっている仕事の概要ですが、自動車を構成する1部品の開発・設計を担当しています。具体的には、担当している部品を自動車に搭載した場合に、「お客さんが満足する性能出るの?危ないこと発生しない?」とかを評価したりしています。エンジニアとして勉強できることも多く、結構楽しいです。

2.noteを書こうと思った経緯

私がなぜnoteを始めたのかの理由を、今までの経歴や経緯ともに紹介します。
私という人物を語る上では、大学院時代からのエンジニアとしてのエピソードを書くのが良いと思ったので、そこから記載しますね。

■自分で物事を進めること・成長することに快感を覚えた大学院での研究

・どんなことしてたの ?

私が大学院でやっていた研究を簡単に紹介しますと、医療診断チップ開発につながるような基礎研究をやっておりました。今で言うコロナのPCR検査とかですかね。ああいった検査を、極少量の血液や唾液を使うことで簡易的に行うというようなチップを開発するというのが最終ゴールでした 。

・東大に所属しての共同研究

大学院時代は、本所属の研究室とは別で東大の研究室にも共同研究という形で所属していました。

この東大の研究室に所属したことで、非常にレベルの高い空間に身を置くことができたと思っています。
基本的に、彼らが考えることは僕よりも一段次元が違ったりします。
その環境に浸かることで、考え方や振る舞いだったりを吸収することができて、たくさんの学びを得ることができました。

・多くの国際経験

私自身、大学院時代に多くの国際経験をすることができました。

まずは先ほど紹介した東大の研究室ですね。
海外からの留学生が多く、全体の半分くらいを占めるということもあったため、基本的な会話は英語です。
もう、いやおうなしに自然と英語を話す環境ができるんですよね(笑)。
英語力に関しては、ここでだいぶ鍛えられました。

また、海外学会でも国際経験を多く積むことができました。そもそも学会というものが何かというと、研究者たちが集まって各々の研究内容を発表し合う場です。
まあ、その会場が海外だというだけなんですが、いろんな国籍の研究者が自分の発表を聞きに来ます。
すごい楽しいです。自分がやっている研究の成果を誰かに話して興味を持ってもらう。しかもそれが世界各国の人なんですから、自分の考えを世界に発信できている気がして、非常に充実していました 。

・何が楽しかった ?

とにかく、自分の判断で物事を進めていくプロセスがとても楽しかったです。
達成したい事象に対して、自ら仮説を立てて検証するというプロセスの繰り返しです。そうやって研究が進んでいきますが、いたってシンプルですよね 。

あとは、自分の意思が尊重されるという文化が自分にとってはよかったです。これは研究室のボス(会社で言うところの上司)の性格もありますが、私のボスは本人の自主性を重んじる方でした 。
私にとっては、のびのびとできてたくさんの挑戦をすることができました。

・どんな成長ができたのか?

個人としての成長も日々感じることができていて、非常に充実していました。
英語力、文章力、プレゼン能力、課題解決に向けて考える能力、エンジニアとしてのデータ解析力とかが主ですね。
学会発表で受賞をできたときが、一番成長を感じることができたと思います。学会発表で何人もが研究発表する中で、優れたプレゼンテーションをすることで選ばれるのですが、受賞=他人から認められたということなので、非常に嬉しいです 。

自分で物事を進めるプロセスを経て、いろんな知識・経験がノウハウとして身につきましたし、自分の自信を高めることもできました。
実際、これらの経験は今働いている会社でも大いに役立ってくれています。

・でも最初はポンコツだった

ただ、今でこそ、過去を振り返って成長できたと書いていますが、過去はただのポンコツでした(笑)
もともと、あんまり知識が多くないほうなので、同期から「そんなことも知らないの?」といったことを言われたり、話についていけなかったりすることも多かったです。

ただ、ポンコツだったからこそ、悔しいなあと思うようになったり、わからないことを自分で調べるようになりました。
そうすることで、自然と自分が成長していくのを感じることができるようになりました。何せ、伸びしろだけはあるので(笑)


■会社という大きな組織で働く中で、個人で稼ぎたいという思いが強くなる

ここでは、 大企業に入って以来、窮屈を感じるようになったなあ(笑)という内容をいくつか述べています。
初めに申し上げておくと、今から述べる内容は大企業の否定では全くありません。あくまで私個人が入社して2年間働く中で思ったこと、見解のみを述べているので、ご参考までに。

①当事者意識をして仕事している人が少ない

自分がこの仕事をやり切ってやるんだ!という人が少ないと思いました。仕事を他人事としている人が多いということですね。

大きな組織になると、1つの問題にかかわる人が多すぎて誰がやるべきことなのか曖昧になりがちです。
そうなって来ると、自分の頭で考えずに責任の押し付ける人や、とりあえず上司が言っているからこの仕事をしているという人が多いなあという印象でした。

②やらない理由を探す文化がある

何かを始めるって結構な労力が必要なんですよね。それは組織が大きくなればなるほどです。
上司への提案、他部署との調整・折衝、失敗したときの責任、工数の問題
色々な要素が絡み合って、まずは「やらない理由を探す」というのが基本なのかな思ってしまいました。

何か初めて失敗するよりは、何もしないほうが荒波立たないし楽ですよね。あとは仕事という点で「選択と集中」をしているとも言えるので、一概には悪いとは言えないとは思います。

ただ、私は「とりあえずやってみる、失敗しても得るものはあるだろう」みたいなマインドを割と持っている方なので、ギャップを受けてしまいました。

③成長をストップさせる環境がある

大企業で働いている以上、ぶっちゃけ少しくらい仕事サボっていても何も起きないです(笑)
(これからの時代はそうはならないのかもしれませんが)

自分がやらなくても、他に頑張っている人がいれば仕事が回るからです。
頑張っても頑張らなくても基本給が同じなのであれば、やらないほうがいいと思ってしまう人が出てきちゃうのも仕方ないよなと思ってしまいました。

パレートの法則とかよく言われていますけど、それの典型だなと思いました。

人間、やっぱり楽な方に流される生き物ではあるので、こうやって成長しなくなるのかなあと思いました。

④何かと組織に縛られる

組織で働く以上、基本的にはオリジナリティというのは優先されません。
いかに組織が動きやすいように、もっと言ってしまえば、上司が働きやすいように努めるのが良くも悪くも正義です。

私自身は、自分のオリジナリティを付け加えたりするのが好きだったので、そういった働き方には窮屈を感じてしまいました。

少し話が偏ってしまうかもしれませんが、労働時間だってそうですよね。会社という組織で働く上では、基本的には「平日8時間」という時間の中で働く必要があります。

私自身、自分がやりたいと思うことだったら、土日でも深夜でも好きな時間に好きなだけやっていいんじゃない?という考えがあったりするので、面倒な縛りだなあとか思ってしまいます。

なので、今もこうやって好きな時間でnoteを書いています(笑)

⑤こういったことを当たり前に感じるようになってしまう

人は過ごす環境に大きく影響を受ける生き物です。だから、最初のうちは変だなと思っていたことでも、時間が経過すると当たり前のことのように思えてしまうのです。

実際に、上で書いたような内容を先輩に相談したことがあります。でも、その先輩は私が何を心配しているのかピンと来ていなかったようで、「それって当たり前のことだよね」というようなことを言われました。長く同じ環境にいるから、それが当たり前になってしまうんだなって思いましたね。

・個人で稼ぎたいという思いが強くなる

こういったことを思った結果、組織に縛られずに、「とにかく自分の名前で稼ぎたい」という思いが強くなりました。

・でも、大企業批判をしているのではない

初めにも述べましたが、大企業を否定するつもりは全くありませんし、良い悪いを述べるつもりも全くないです。
単に、私がこういった点を気にしてしまったという話です。それぞれ人には相性っていうものがあるだけだと思います。

実際に、良い意味で組織に染まらずに、自分で考えながら仕事を進めることができる優秀な人だってたくさんいます。
また、ここでは紹介しませんが、私自身も大企業にいることで学んだことだって数えきれないほどです。

3.今後について

ここまで書いてきたとおりですが、私自身、「自分の名前で勝負したい」という思いが強いなと思っています。
その一環の情報発信ツールとして、皆さんに記事をお届けできたらいいなと思っています。


独りよがりになりすぎず、読者の皆さんが「いいな」と思ってくださるような記事を書いていきたいです。

ちなみに、数ある情報発信ツールの中からnoteを選んだ理由は、自分という個性が出しやすいと思ったからです。
過去、少しブログを書いていた時期もありますが、書く内容には個性よりもレビュー内容が重視されるなという印象だったので。

(よければ、私が過去に書いたブログも一読してみてください
https://kane-pon.hatenablog.com/?_ga=2.120507336.1522322753.1591495181-1160671132.1579908620


基本は自分の経験等を発信する予定ですが、「暮らし、健康、読書」等のキーワードに私自身興味があるので、その方面でも発信できればいいなと思っています。

4.おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。自分がどのような人間かをなんとなくわかっていただけたら幸いです。

今後、定期的に記事を書いていく予定なので、ぜひフォローをお願いします!!



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