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知行合一思考 No.728

先日「えのさん」の主催するえのさん流MBAに参加させていただき、その中での学びをまとめてみました。

えのさん流MBAについては下記リンクよりご覧ください。


今回は第3講でえのさん流経営学の中の「知行合一思考」について学びました。

知行合一とは陽明学の言葉で、知(知ること)と行(行うこと)は同じ心の良知(人間に先天的に備わっている善悪是非の判断能力)から発する作用であり、分離不可能であるとする考え。

王陽明は、知って行わないのは、未だ知らないことと同じであることを主張し、知っている以上は必ず行いにあらわれると述べた。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)


この知行合一の考え方をベースにえのさんがビジネスに取り入れたのが「知行合一思考」です。

知行合一思考の基本は徹底した実践主義で、その目的を明確にすることで
・余分な作業を減らし
・より合理的な手法を見つけ
・判断力と決断力を磨く

という効果があります。

例えば、多くの会議の目的が「知る」ことを目的にしてそこに多くの労力が費やされています。

「わが社のお客様の満足度が知りたい」
「ライバル社の今期の業績を知りたい」

こういった要望は多く、それを調べるために担当者が時間を使い報告すると社長は

「なるほどお客様は満足していただいているようだね」
「ライバルは苦労しているのなら安心だ」

などと、その結果を聞いて満足してしまいます。

これでは全く意味が無く、調べたことによりどのような対応策を練るのか、実際にどんな対応をするのかを考えなければ意味がありません。

お客様が満足しているのなら、わが社のどんなポイントに満足され、その満足度を上げるにはどうすればよいのか、ライバルが苦戦しているならその間に我々は何をするべきなのかなど、行動に移せることを見つけます

これが「知る」ので終わりではなく実践主義で行動を起こすことです。


すべての物に目的を問うという行為は、その物が未来に何を作り出すのかを考える行為です。本来の目的を知る行為といっても良いと思います。

会社で行う行為の目的を明確にすると、必要でない行為も発見できるので、やめるという判断が出来るようになります。

例えば会議一つでも「知る」ためにやっている会議が多いのですが、「知る」ためだけに出ているのであれば、無駄なので参加しないほうが良いでしょう。

また、朝礼も何のためにやっているのでしょうか?
朝礼は皆さんの朝の気持ちの切り替えと、理念の浸透のために行うのが主な目的であれば、そのポイントに注力して行う必要があります。


一例として朝から順にやったことの目的を明確にしてみましょう。

掃除 
部屋をきれいにするではまだ曖昧です。なぜきれいにするのかが、お客様の快適さであれば、目の届く範囲をピカピカにした方が良いですし、仕事の効率を上げるためなら、整理整頓を行うようにします。

メールチェック
連絡事項の確認だけでしょうか?本来は自分が行った連絡が正しく届いているかの確認もしなければいけません。

TODOリスト
TODOリストはやる事の確認ですか?本来はリスト化しその優先順位を明確にして、やめることを明確にするのがTODOリストの役割です。

以上のように本当の目的を知れば効率化され、判断がしやすくなります。

皆さんもその仕事は何のためにやっているのかという本当の目的を一度明確にしてみましょう。

今日の一言
仕事の本当の目的を明確にし正しい判断をする
成長するための実践行動
・その仕事の本当の目的を考える
・「知る」ための仕事でないかを確認する
・本当の目的を明確にしそれに沿った行動になっているかを確認する



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