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他人を色眼鏡で見てしまう人 その先入観は危険です! No.554

先日友人に朝ごはんにカレーを食べたという話をしたら「朝からカレーなんか食べるの?」って言われたのですが、これってこの方の先入観なんですよね。例えばインド人が朝ごはんにカレーを食べていても誰も何も言わないと思います。

イチロー選手が現役時代にいつも朝ごはんにカレーを食べていたというのは有名な話ですが、イチロー選手の話をしたら「それはイチロー選手だから」と流されてしまいました。

私が食べているとおかしくて、イチロー選手ならOKっておかしな話ですよね。これは人が持っている先入観や正しさなのですが、皆さん普段からこの先入観を通して物事を判断している事が多くあります。

こういった先入観や正しさを持っているとコミュニケーションをうまく行う事が出来ません。

色眼鏡という例えがわかりやすいのですが、レンズに赤い色が入った眼鏡で見ると世界は赤色に見えますが、それはそのメガネをかけているあなたからしかその色には見えていません。

そのメガネをかけている限りあなたはすべての物を色を付けて見てしまいます。

家庭でも会社でもでもこういった色眼鏡をかけて話をしてしまっている事が多くあります。このメガネも個人に対して向けてしまうとその方の能力を制限してしまう事にもなります。

家庭では、子どもに対しても無限の可能性があると認識していれば地域トップの進学校に行きたいと言われても「どうすれば入れるだろう」という前向きな思考になりますが、頭が良くないという先入観があると「お前には無理だ」と決めてしまいます。

会社では、社員の方の能力が低いという眼鏡をかけて見ると、その方が高いパフォーマンスを発揮してもたまたまだと認識して正しく評価できません。

他にも会社で誰かが一人の方に対して「会社に迷惑をかける人だ」というようなイメージをほかの人にも広めていき、会社の皆さんがその人を色眼鏡で見るようになると、能力を制限するだけでなく行動すべてを否定的に見るようになってしまいます。

こうなると大変で、何が起きてもその人のせいにすればいいやという空気になり、関係のない事までその人のせいになってしまう事もあります。

社長が気をつけたいのが、社長が従業員の皆さんに皆さんのレベルが低いと認識していて、「俺がいないとだめだ」とか「業績が良いのは俺のおかげだ」などと思っているとその部下の皆さんは成長する事はありません。

働いている皆さんに感謝の気持ちを持ち、相手を認めていく事が大切です。

実は以前の自分もそんなタイプの社長でメンバーの皆さんには苦労を掛けていました。人にそういった正しさを向ける方に多いのが、自分にも正しさで厳しくしているパターンです。

自分に対して「社長は偉い人でなければいけない」という正しさを向けているので「部下はこうあるべき」という正しさを向けていました。

そんな私が変わったのは、自分が認められるようになってからです。

1.自分が自分に正しさを向けているという事を認識する
2.その正しさが、先入観で必要ない事を認識する
3.その正しさを外して相手に接する

この順番で変わっていったのだと思います。

自分の中の「○○出なくてはいけない」を手放すと、人にも色眼鏡をかけずに素直にその人に寄り添う事が出来るようになります。まず変わるのは自分からですよね~


皆さんも自分が色々な先入観で他人を見ていないかを確認し、正しさの押し付けをしないようにしていきましょう。

今日の一言
まわりを見る時に先入観を外してみる
そのためにはまずは自分を認めること、そして他人を認めること

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